我らが誇る「クソサッカー」

2017年03月19日 20:55

明治安田生命J1リーグ第4節
札幌2-1広島 札幌ドーム/12,624人
得点 札幌;12'都倉、44'OG
   広島;21'水本


昨日は16時に家族で友人宅に呼ばれており、やむを
得ず前半で帰宅しなければならなかった。正直言え
ば試合途中で席を立つ位なら「行かない」ジャッジ
をするのが自分的には普通。遅れて行くのも同様。

ただ今回は行く判断をし、結果的に大正解だった。
スリータイムスチャンピオン広島にぼこぼこに殴ら
れながら前半2本のシュートで2点を霞めとり、見事
な「ウチのやり方」を貫いてのJ1復帰初勝利。

ただ、前半5分ラインブレイクで飛び出した工藤の
至近距離からのシュートをソンユンがビッグセーブ
出来ず失点していたとしたら、この展開にはならな
かっただろう。やはりルヴァン杯での出場は正解だ
った。

もう一つ大きかったのは、前半雄大がミキッチに裏
を取られまくった。正直広島の得点を生み出す一番
の形でもあるので、何とか凌いだが後半も同じでは
まず逆転されただろう。しかし後半雄大はしっかり
やりあった。この辺他の選手もそうだが1試合の中
で相手に順応する力が付いてきている様に思う。

都倉のゴールは千葉を倒した、と広島のアピールが
あったが手は使っておらず、ポジショニング取りの
中で千葉が競り負けたとジャッジされたのは妥当。
都倉のフィジカルがJ1の一線級CBに十分通用する
事が改めて確認できた。こちらも磐田戦強行出場の
価値があった。

12年の時はパスが繋げず、攻め手無く前に蹴り出す
だけだった。今年も正直ここまでポゼッションして
の遅攻は成り立たないが、前線に都倉、この試合で
は金園もおり「戦術上の選択肢の一つ」として放り
込んでおり、12年の様に「後ろ向き」な気持ちで蹴
り混むのではなく、前の二人がちゃんと相手の脅威
になってる意味は大きい。

それだけに前節のエントリでも書いた通り、都倉が
不在になると途端チームが回らなくなる可能性も高
く、前半に貰った無駄なイエローは止めて欲しい、

あと前回と違うのは中盤でボールを保持出来る選手
が複数いること。兵藤、宮澤に加え深井さんも大分
スピードに慣れてきた。中でも宮澤の視野の広さと
技術は際立っていた。ボール狩り出来、プレッシャ
ー受けてもキープして前を向け、気の利いたフリー
ランが出来る、ある意味兵藤以上のプレーだった。

因みに走行距離は兵藤12.2km青山11.88宮澤11.85。
チーム全体では7km広島より多かった。
スプリントは雄大26回金園23ミキッチ・塩谷17。
チーム全体では22回広島より多かった。
この辺の数字も選手の粘り、奮闘を表している。

HT森保監督が「ウチはパーフェクトだった」と若干
イライラを表し、試合後も「私はいつも勝った方が
強いと思ってるので、今日は札幌さんが強かったと
いうこと」と表現してたが、正直「こんなサッカー
に負けるとは」という悔しさと思う(勿論森保監督
の人間性は素晴らしく、勝負師としてその悔しさは
良く理解出来る)。

この札幌のドン引きサッカーを他チーム、そのサポ
からは「あんなクソサッカー楽しいのかよ」と揶揄
されてるのかもしれない。湘南の様なJ1でも賞賛さ
れるスタイルで生き残る手段もあるだろう。

でも今年は何より監督、選手が終始押し込まれなが
ら一発のチャンスを狙うサッカーを意図してやって
いる。特に選手がそのスタイルを前向きに、覚悟を
決めてやってるのだから、人に馬鹿にされようが、
ウチの選手達が相手に振り回されても食らいつき、
球際でガツガツ闘い続ける限り、我々も諦めず鼓舞
し続け無ければいけない、その勇気を貰えた試合に
巡り合えた。

色々と貴重な45分でした!
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コメント

  1. 孔明 | URL | -

    Re:我らが誇る「クソサッカー」

    正直我らはこれまでエレベータークラブでしたから、J1に残留できればどんな手を使っても勝ち点を積み上げて行ければいいと思います。J1に定着してから広島のようなサッカーで上位にいけばいいとも思います。
    今年の四方田監督は弱者であるがゆえにどうすれば勝ち点を得ることができるのか分析して現実的なサッカーを追及しここまでやってきていると思います。
    クソサッカー上等です。
    どんなことを言われようが、誰になんといわれようが、J1に残りたいです。そのためならどんな姑息なこともサッカーのルールの許す範囲内でやらないといけないと思います。
    J1に昇格してもここまでなかなか爪痕さえ残せないシーズンを送ってきました。その悔しい想い出があるからこそ勝ち点1の大切さがあると思います。

  2. たかおー | URL | -

    孔明さん
    コメントありがとうございます。
    「ルールが許す限り…」って書いて頂いた部分、とても共感します。
    都倉が今期も再三前線で相手CBと小競り合いしてファール貰ってますが、あれもその一つですよね。あれが相手にボディーブローの様に効いています。
    フットボールサミットの四方田監督のインタビュー、割り切り度が去年と違いほんと「クソサッカー」上等って感じで。やはりスカウティング出身なので、しっかり現実を見て少しでも勝てる確率を上げる、という姿勢は監督業だけをやってきた人とは真逆なんでしょうね。
    四方田監督と選手達を我慢強く支えましょう!

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