CL SemiFinalの衝撃

2013年04月26日 22:56

セミファイナルのドローが発表された際、少しばかりファイナルがクラシコ

になることも期待したのですが、蓋を開けてみればドイツ勢が圧勝。

ブンデスはスカパーで観れないし、CLもドイツ勢の試合は殆ど見てなかったから

バイエルンが無茶苦茶強い、とは聞いていたけれど、まさかこういう結果に

なるとは予想もしませんでした。



ドル×レアルの試合はハイライトしか観てないので何とも言えませんが

バイエルン×バルサの試合、バルサはシュート4本、ほぼ決定機ゼロの完敗。

4点取られたのもアレですが、ここまでチームが機能しなかった試合は

グアルディオラ体制以降記憶にありません。



試合を観た印象として機能しなかった理由は主に2つ。



一つはシャビがハーフライン辺りでボールを持った時に前を向けなかったこと。

もう一つはメッシの怪我で運動量が少なく、ゴール前で待つただのFW的な役割だったこと。


前者はバイエルンの早くデカい選手の強烈なプレスもそうですが、2列目のMF陣がシャビが

前を向くタイミングで覆う様にプレスをかけて、いつもの様にフェイントでスルっと

前を向けなかった。


後者については、そういう状況で普段ならメッシが下がったりサイドでボールを受けに来て

個人技で状況を打開するのですが、メッシの状態からか動きが限定されており

仕方なくイニエスタが何とか関与して前を向くのですが中盤での数的不利には変わりなく

ポゼッションはしてもサイドにはたいてはやり直すだけのシーンが繰り返されるだけでした。



過去も中盤で激しくプレスを受けたりブロックでスペースを消されたりすることは

ありましたが、あそこまでシャビが前を向けないというのはあまり記憶になく、

且つ頼りのメッシが機能不全であれば、この結果も仕方なしでしょうか。

またバイエルンはバルサの得点パターンであるワンツーや3人目の動きでの

ライン突破に対して全員が集中してケアしており、必ず誰かがカバーしてました。

ここもダメならもはや打つ手なし。



サイドに寄せて逆サイドや中央を使うのがバルサのやり方ではありますが、

この日はシャビが中央で前を向けず、密集地帯でメッシを使うプレーが殆どないことから

サイドを何とか突破しよう、と強引に行った結果、ロッペン&ラーム、リベリー&アラバの
勤勉な守備&突破力のあるバイエルンの両サイドに逆襲を食らい、

何度も取られたコーナーから前後半で2点を失う結果となりました。

チビッ子軍団のバルサがあれだけコーナーを取られれば失点もやむを得ず。


まあ良く言われる通り、バルサはここ2年メッシに頼りすぎましたね。

それにあの状態のメッシであれば、セスクを使うべきでした。


バイエルンは普通に強かったです。高いレベルの選手が攻守に勤勉で良く走るし

ポゼッションをしてもカウンターをしても質が高く、非常にバランスの取れたチーム。

これで来期はグアルディオラがどんなエッセンスを加えるのか、楽しみで仕方ない。

これなら来シーズンはWOWOW解約してブンデス観るかな、と本気で考えてます。

ここ最近リーガはバルサ戦以外観ないし、ブンデスなら日本人選手も多いし。



しかし、ゴールライン上に立つ審判っているのかね?

バルサは少なくともPA内で3回ハンドを取られても仕方ないシーンがあったし

バイエルンの2点目はオフサイドだし、3点目はアルバへのファールの可能性もあった。

バルサのハンドなんて、前半だけでだから同じサイドの審判が3回見落とすって・・・

それならもういっそのことゴール前の攻防は第4の審判がビデオみて瞬時に判断するっ

てことで良いのでは?と思う。



という訳で2ndLegカンプノウ&サンチャゴベルナベウでの試合が

逆にかなり楽しみになってきた。

気持ちを切らさずミランとの2ndLegの様な戦い方をバルサが出来るか。

それともバイエルンが1stLeg同様の強さをみせて絶望させられるのか。

レアルはCL敗退でモウリーニョの去就がはっきりするのかw
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続ユーロ2012

2012年06月22日 22:18


先週の仙台戦のショックも引きずりつつ、仕事も厄介な件が立て込んでおり

暫くブログの更新も出来ず。




ユーロですが、結局1日1試合弱何とか観ているものの

流石に毎日情報遮断して帰宅後に見るのは技術的に困難であり、

そうすると朝結果が見たくなってしまい、朝ズバのダイジェストを見る様に

なってしまったが故、帰宅後に結果が分かってみるサッカーは

面白いっちゃあ面白いけど魅力半減。

得点時期も分かっちゃってるので、結構早送りしちゃったりして。



それでもまあ流石ユーロ。毎日豪華なカードが続き、

有力国が簡単に予選敗退していくのには色々思うところがある。



B組オランダの3連敗は予選最大のショックだった。

黄金世代のメンバーが皆脂の乗った年齢で迎えた大会にも関わらず

結果的には3試合で2点。まああそこまでファンペルシーが師匠と化してたら

まあ仕方ない。スナイデルは相変わらず凄かったし、3戦目で先発で出た

ファンデルファールトの気迫とゴラッソには感動した。

ただ、ファン・ペルシーがなぁ。。。

いや、ロッペンも凄かったがシュートだけは、ねぇ。



オランダの場合あの両サイドをワイドに使い、サイドアタッカーがガンガン

行くスタイルは基本変わらない中、それなりにゲームも支配しつつも

何が敗因だったかと言えば、やはり先日引退したファン・ニステルローイが不在だった、

ということか。

ファン・ペルシーは真のストライカータイプじゃないし、

フンテラールでは全くもって物足りない。

同じ師匠でもマリオ・ゴメスタイプの選手がトップにいれば、と思ったのだが。



そのB組で言えば、デンマークは残念だった。ポルトガルなんかよりも

よっぽど魅力的なゲームをしていたのにな。最終戦もドイツに一度は追いつき、

もしやと思ったのに。それにしてもクローン=デリはインパクトあった!

が、29歳なのか・・・ビッグクラブ移籍は流石に厳しいかな。



C組のイタリアは初戦のスペイン戦のみしっかり観た(今日3戦目をやっと見る予定)が、

デ・ロッシのリベロも良かったが、ピルロが凄すぎて笑ってしまった。

パスがピシピシ通ること通ること。攻守の切替時にスペインの早いプレスを

さっと掻い潜ってからの長短のパスが美しすぎて、どっちがスペインか分からなくなる程。

それにしてもイタリアも世代交代しすぎて、セリエも見てないが故

選手の特徴がイマイチ分からない。FWがバロテッリとカッサーノってのも

若干人材不足感も否めないし、流石にこの2人が並ぶと笑ってしまう(失礼)。

バロテッリのアイルランド戦のダイレクトボレーは流石だったけれどね。



A組の初戦以降結局ロシアは何だかんだ観れなかったのだが、前回エントリで

ロシアは決勝トーナメント云々と書いた予想は見事に外れ、ということで。

だって、まさかギリシャが、ねえ。チェコもいまいちだったのに。

でもジャコエフは変わらず良かったみたいで、この先も注目したい。



D組は正直あんまりちゃんと見てないというか。

スウェーデン2-3イングランドはちゃんと観たが、打ち合いが面白かったと言えばそうだが、

イングランドはルーニーいないと正直ショボい。ジェラードが孤軍奮闘で

ウォルコット投入までは「予選敗退だな、こりゃ」っていう内容だった。

スウェーデンもズラタン頼みのサッカーで、決めてくれるから良いけど

彼のあの運動量の少なさっていったら流石王様、って感じで。

フランスも極悪両サイド(ナスリ・リベリ)は面白そうだが

イマイチ興味が湧かない。




それにしても開催国ポーランドとウクライナの予選敗退は残念。

まあウクライナはさておき、ポーランドはあのグループなら突破しなきゃ

ダメだろー。初戦の後半の戦いに尽きるなぁ。。。

シェバは初戦のゴールが美しかった。でも何とか突破して、母国で有終の美を

飾って欲しかったなぁ。



さて、我らがスペインですが。

まあ今回は流石にダメなんじゃないですかねぇ~

正直、今期のバルサを見ているようです。

その上、スペインにはメッシの代わりがトーレス師匠なのですからw

まあアイルランド戦で2点取ったのでそう言っちゃ可哀そうなのですが。



もしビジャいれば、もうちょっと何とかなったかもしれませんね。

ビジャなら独特の間合いで出てくる裏へのボールへ対応出来るし

決定力がまず違うし。かといって肉体派のジョレンテ、ネグレドは

試合後半のアクセント要員だし。



あと、レアルとバルサの選手が多すぎて流石に皆明らかに疲れており、

パスを受ける為の動きだしとか、得点を取る為の飛び出しの数が圧倒的に

足りなくて、その上FWがそんなでゼロトップとか言ってる訳だから

まあ苦戦も仕方ないのかな、と。




決勝トーナメントも既に始まっておりますがポルトガルがチェコを順当に下して

ベスト4一番乗り。

益々ユーロ多重債務国によるベスト4も夢ではなくなってきましたw

優勝予想をすると、やっぱりつまんないけど妥当なところでドイツに落ち着くんじゃないか、

という気がしてますが、果たして。





さーて、今日から週末だから見まくるかぁー!



ユーロ2012開幕!

2012年06月11日 23:41

土日,録画ですが4試合全て観ました。


A組は開幕戦で開催地ポーランド1-1ギリシャ。

圧倒的ホームのポーランドはギリシャに前半退場者も出して数的優位だったのに

勿体無いドロー。しかも、後半には守護神に一発レッドで次戦出場停止とは。

グループリーグ突破大丈夫かしら?正直レバンドフスキしか選手知らんけど。

ギリシャってユーロ04のゴツいサッカーのイメージが強いけど、

だいぶレーハーゲルの名残も薄まってきた感じ。ポーランドが後半機能しなかったことも

あるが、ダイレクトでパスを回したり裏へ飛び出したり、ダイナミックなサッカーだった。

波乱もあり予想以上に面白い試合だった。



A組もう一試合はロシア4-1チェコ。

チェコが序盤ペースを握ってたのに、ロシアがジャゴエフのゴールで先制してからは

完全にロシアペース。アルシャビンはユーロ08のブレイクでアーセナル入りを果たし、

思う様に活躍出来ずゼニトに戻ったものの、この試合だけを見るとやっぱ凄い。

ユーロで爆発する選手と言えばバロシュ(今はトルコにいるのか!)だが、

彼はこの試合ではいいとこなし。ロシアは今大会行けそう、と思わせる試合でした。

CSKAで本田のチームメイトのジャコエフが2得点。まだ21歳とか。

本田もそうだけど今大会の活躍次第(とCSKAが納得出来るオファー)では

ビッグクラブ移籍もありそう。




B組は死の組。いきなりドイツ1-0ポルトガル。

固い試合になり意外に面白くなかった。まあ、このグループだとお互い負けたくないからね。

ドイツが攻めて、ポルトガルがカウンター。0-0で凌ぎ合って後半27分

マリオゴメスが見事なヘッダーでドイツが勝ちきり。

まあドイツは強いね。タレントも豊富。組み合わせ次第だけれど、確実にベスト4行きそう。

ポルトガルはMF3枚はタレントが揃ってるけど噛み合ってない感があるし

ロナウドはビッグマッチではもう一つなイメージも感じる。



B組もう一試合はまさかのオランダ初戦黒星!デンマーク1-0オランダ。

じっくり守るデンマークに、オランダがガンガン仕掛けるがワンチャンスで

なんとデンマーク先制。その後ロッペン、スナイデルが惜しいチャンスを作るけれど

ファンペルシーが不発(代わりがフンテラールってのも物足りない)。

アフェライも怪我明けでリーガでも試合に出れてないのでイマイチ。

デンマークはしっかり守りきった。クローン=デリのゴールはここまでの大会ベストゴール

じゃないか?国内組の選手の様だが、この日は確実に攻撃の要だった。

さあ、これでオランダは厳しくなった。



デンマークは2010W杯で日本が勝った時のメンバーは13名今回も登録されているが、

そのデンマークがオランダに勝った訳で(その際のGLではオランダ2-0デンマーク)。

今の日本代表なら、実力だけで言えばユーロに出てもGL突破の可能性もあるのかな、と

単純に思ってしまう部分もあるが、ユーロはW杯とは違う独特のテンションの高さがある。

仮に余所の大陸のチームが入る様なことがあっても、まずその部分で戸惑うのだろう。

一方アジアカップに招待チームでヨーロッパ強豪が入ったとしても、アジア独特の

雰囲気に戸惑うだろうという私の想像も、オーストラリアのアジア加入後の苦労を考えれば

あながち間違いないんじゃないか、と思ったりもする。



さて、試合はまだ観てないが昨晩もC組の試合は勿論ありまして、

スペイン1-1イタリア、クロアチア3-1アイルランド。

帰ってから出来れば前者をフル、後者はダイジェスト的にでもみたい。

流石に平日に生では観れないが出来るだけ堪能したいと思う。



しかし明日は大事な代表のオーストラリア戦もあるし、流石に明日は録画観戦は

代表戦だけになりそう。

でも今晩もフランス×スウェーデン、イングランド×ウクライナだし

果たして観ずに我慢できるか。。。

6月はサカオタにとっては嬉しい寝不足が続く。

究極のサッカー

2010年12月03日 23:36

リーガ10-11シーズン
バルセロナ5-0レアルマドリード
得点 バルセロナ;'10シャビ、'18ペドロ、'55 '58ビジャ、'91ジェフレン
   マドリード




少し旧聞になりますが、火曜早朝に行われたクラシコ。
予想外の試合内容でしたね。
どんなに熱烈なバルサ信者でも、あんな試合は予想しないでしょう。
レアル相手に90分通じてほぼ何もさせず、憔悴させるほどボールを回して、
しかも5点を奪う。


異次元のサッカー。
我々が通常見ているサッカーが3次元だとすれば、
クラシコでのバルサは4次元。別の世界。そう言ってしまっても言い過ぎでは無いと。
ただここまで凄い内容で圧倒するようなゲームは、いくらバルサでもそうは出来ない筈。



レアル戦でのバルサ、特にホームではいつも物凄くモチベーションが高い。
今年は天敵モウリーニョ率いるレアルだからこそ、更にモチベーションの上乗せがあった。
加えて序盤戦のワールドカップ疲れから、ようやくコンディションが戻ってきた、
バルサに取って最高のタイミングでのクラシコだった、と言える。
また、異例の月曜開催でしっかりインターバルを取れたことも良かったのだろう。



何が異次元だったかと言えば、昨年辺りからよく言われだした
「三角形の重心へのポジション取り」の連続性と精度。
1試合を通じて各選手が連動してひたすらこれを繰り返した。



バルサは密集地帯でこれをあえてやり、結果的には相手選手を更に寄せて
サイドや逆サイドへ流し、相手の思考を混乱させて背後や死角から選手を飛び込ませて
ゴールを奪う。
この典型のような形がイニエスタ-シャビの1点目、ビジャー-ペドロの2点目だった。
両方ともSBマルセロの背後や死角を見事に捕らえているが、
リプレイを見るとそもそもレアルのDFラインの選手が皆ボールしか見れないような
状況に追いこまれているのが良く分かります。よって、マルセロの一人のせいではない。


カルバリョやペペ、セルヒオラモスといった経験も実力もある選手達でも、
あれだけ回されて、アタックを掛けてもかわされ続けると既に思考はグチャグチャに
なっているのだろう。
このポジション取りを繰り返すことは、バルサは徹底して叩き込まれているが
ここまで徹底してやり続けたその集中力は、やはりこの日のモチベーションあってこそ。



モウリーニョにとって、ポゼッションをあの程度許すことは想定内だったと思うが、
レアルの強力な武器であるカウンターを持ってして、あそこまでゴールの遥か手前で
バルサの素早いプレスで終始奪い返されると、正直打つ手は何も無かっただろう。
後半エジルを下げてLディアラを投入し、3ボランチにしたところで焼け石に水。
昨年のCLインテル戦の時のようにもう1枚守備的な選手を配置してラインを下げて
モウ得意のサッカーが出来ればもう少し抵抗できたかもしれない。
ヘタにレアルもここまで好調だっただけに、相手を考えたら戦術的には半端だったかも。
ただこのサッカーをやられてしまったら、何をやっても、というのもあるが。



ただやはり、モウリーニョのチームが5点を奪われて無抵抗で負けた、
というのが正直かなり気持ち悪い。
これまでこの監督には散々煮え湯を飲まされてきたバルサファンにとって、
不気味すぎる結果である。



個人的にはシーズン序盤戦で、戦術も固まっていないレアルにとって圧倒的不利な
バルサホームでのクラシコ。負けても勝ち点差2であり十分射程圏内。
シーズンはまだ長く、レアルホームでのクラシコまでじっくり戦術を練り直す為の
捨て試合だったのでは?と思う。
ただこの結果を受けモウリーニョがホームで得意な守備的戦術をとり、仮にバルサに勝っても
許されるかどうか。それとも新たな攻撃的サッカーでバルサを上回る戦い方を導き出すのか?
そこを考えるのも非常に面白い。


またこの試合はレアルの選手にショックが残る負け方ではあるが、
戦力差があるリーガ故、次の直接対決までは大きな取りこぼしをしないだろうが、
そういう意味でレアルは次のバレンシア戦が一つの試金石になる。



・・・とここまで書いて思ったこと。
バルサファンでありながら、大勝した試合なんのに
結局モウリーニョのことばかり書いてしまっていること。


正直キライなのだが、キライキライはやっぱ表裏一体なんだなぁ。
ほんと、華がある。
だからレアルはロナウドのチームではなく、「モウリーニョ」が看板のチームなのだ。

ドリームチーム

2009年05月28日 22:32

バルサ3冠


08-09 UEFA CL 決勝 

バルセロナ 2-0 マンチェスターユナイテッド





正に「ドリームチーム」。



「美しく勝つ」という、サッカー界における桃源郷の様な世界を
バルセロナは今期、ついに具現化した。
歴史に残る1年と言って間違いないし、その貴重なシーズンを
TVを通してではあるけれど体験出来たことはとても嬉しく思う。
多分数十年後、「08-09のバルサを1年観続けた」ことを
と自慢出来る日が来るだろう。




そして、そんなチームが出来ることならもっと身近なチーム、
いや、自分が住む街のチームであって欲しいとも思う。
(ただし、最近攻撃的なサッカーが正義という論調があるが、バルサファンの私でもそうは思わない)




バルサは予想通り出場停止のアウベス・アビダルの両SBのポジションは
プジョル・シウビーニョ。但しイニエスタ、アンリは故障より復帰。現時点で
考えうる最良の布陣。
マンチェスターは4-3-3でDFラインにはファーディナンドが復帰、
CMFにはアンデルソン・ギグス・キャリック、FWはパク・ロナウド・ルーニー。
こちらも考えうる最良の布陣。



序盤、前掛かりなプレスでマンチェスターが主導権を握る。
ゴール前で得たロナウドの無回転FKをバルデスが好セーブもこぼれ球をパクが詰める!
・・・しかしこれをピケが必死のカバー。



マンチェスターはバルサの非レギュラーSB2人に狙いをつけ、
サイドのスペースへのボール配給が中心となり、そこへロナウドが流れて1対1を仕掛けて
チャンスを次々に創出、序盤8分で5本のシュートをバルサに浴びせる。
一方のバルサはリーガでアウェイバレンシアが仕掛けて来た程の鬼プレスでは無かったのだが、
決勝の緊張感も手伝ってか、ポゼッションをしようにも後方でのボール回しが何とも不安定。




それでも。バルサはたったワンプレーで一気に流れを変える。
イニエスタに中盤前方で前を向かせることに成功すると、軽いドリブルから右サイドに流れたエトー
へ右アウトでパス、これを鋭く切り返してマークのビディッチを外し、右足一閃。
前半10分、まさかのバルサ先制。




不思議なことに、まだ試合序盤ながらマンチェスター(とファーガソン)は
意気消沈してしまったように思えた。
以降それまで厳しかった前目のプレスも陰を潜めてしまい、バルサ本来のポゼッションが
戻ってくると、「世界最強」の選手達は「ドリームチーム」を前にただただ翻弄される。




序盤完全に消えていたメッシも、いつも通りマークが3人だろうが4人だろうが、
果敢にドリブルを仕掛け、突破する姿が見られるようになる。
メッシ&アウベスが右サイドにいなかった為、アンリはいつものようなスペースを
与えられなかったものの、PA前でボールを受ければ果敢に切り返し、シュートを放つ。
シャビ&イニエスタはフィジカルの問題を感じさせたものの、選択するプレーで
相手を翻弄した。
ブスケツはこの日は主にアンカー的なポジションで奮闘すれば、その後方に構える
ピケ&ヤヤは正に「体を張った」守備で次々と投入されるマンチェスターの強力攻撃陣
(交代出場がテベス・ベルバトフ・スコールズって!)を封じ込める。
いつの間にか、「ポゼッションこそが最大の防御」と言って憚らない、いつものバルサが戻っていた。




ゲームの流れを決めたキープレーヤは2人。プジョルとバルデスだったと思う。
バルサにとってアウベスを欠いた右SBはウィークポイントと思われていた。
しかし結果的にはバルサにとって、それが功を奏した様にも思える。
序盤のプジョルはかなり不安定だった。ルーニー・ロナウドのスピードと切り返し
に付いていけず、 それに引きずられDFラインが決壊寸前に陥っていた。



ただエトーの先制後徐々に落ち着きを取り戻し、得意の肉弾戦に持ち込むことで
ボディコンタクトは強い筈のルーニー・ロナウドが嫌がりだし、
以後回数は少ないものの効果的なオーバーラップを繰り出し、結果的にサイドの攻守を制圧した。
もしアウベスだったらどうロナウドに対峙していたか?想像するのも楽しいが。
プジョルはゲームの流れにおける、守備のポイントだった。




そしてバルデス。まず序盤のロナウドの無回転、後半の2-0とした直後又もロナウドの
シュート、いずれもビッグセーブだった。決まっていれば流れが変わる所を凌いだ。
こちらはゲームの点における、守備のポイントだった。




後半マンチェスターもアンデルソンに変えてテベス投入、流れを掴み掛けるが
70分、プレスが緩くなり右サイドを駆け上がったシャビがクロス。
ファーサイドでフリーになっていたのはメッシ。169センチのメッシが上手くバックステップし
「頭を合わせて」のヘディングシュート。これには名手ファンデルサールもお手上げ。
CL得点王を決めるゴールで2-0。
以後、戦術のロナウドの好シュートもあったものの、完全に意欲を失ってしまったマンチェスター。
スタディオオリンピコはいつものようなボール回しと「オーレ、オーレ!」の掛け声で
バルサのフィエスタとなった。




正直マンチェスターとのマッチアップはプレースピードやフィジカル面を考えると
不利と予想していたが、ラッキーな要素もあったもののここまで通用したというのは意外だった。
決してバルサが圧倒して勝利した試合とは思わない。
が、マンチェスター相手に「ボールポゼッションで圧倒」してゲームをコントロールできた
ことは彼らが世界に対し誇れることだと思う。





改めて今シーズンのバルサは美しく、強かった。
そして観て楽しかった。
決して誰もが目指せる訳ではない、夢のようなサッカー。




3冠おめでとう!

ユーロ・オモロー

2008年06月18日 23:11

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ユーロがおもろい。



連日、2試合を録画し帰宅後に延々と見てます。


どうしても結果を知った上でみることになるのだが、それでも楽しい。
ワールドカップよりも各国の「本気度」が高い気がするのだ。
試合の当事国のファンが行きやすいから、会場の雰囲気がいいのもあるし、
選手のコンディションも移動距離とか時差とかが少ないから良いだろうし、
なにより、欧州内での様々な歴史的な敵対心・因縁からなるものと思う。



ここまで見た中でのベストゲームはなんといってもグループリーグ最終節のトルコ×チェコ!


前半先制したチェコはカンペキな内容、後半トルコが盛り返したもののエムレの負傷退場のスキを突いて狙い通りのカウンターからプラシルの見事なボレーで2-0、完全に勝負あった、と思いきや
アルダ・途中投入のサブリが前線をかき回し、SBから中盤の捌き役に回ったアルティントップの活躍で1点、そして右サイドからのクロスをなんと名手チェフがポロリ、これをしっかり詰めていたニハトがゴールへ流し込み87分に同点、そして89分にはまたもニハトが得点し逆転という、まあなんとも「トルコらしい」激情的な試合となった。
チェコは2点目を取った後、ポラークがあわや3点目というシーンがあり「これを決めていれば」の試合だった。
それにしても、試合後のチェフはもし自分が側にいたならば、言葉は通じなくても「慰めずにはいられない」であろう表情をしていた。



次点としてはスペイン×スウェーデン(リーガ好きの贔屓はかなりあるが・・・) 。


同点から後半ロスタイム、スウェーデンのCKからスペインの自陣からロングフィード、これをビジャがうまく処理してDFをかわし、劇的な勝ち越しゴールでグループリーグ突破を決めた。
前半のシルバからのわずかなスキを突いた浮き球パスを、F・トーレスが足裏でダイレクトで叩き込んだゴールも見事、 同点に追いついたイブラヒモビッチのゴール前での落ち着いたシュートもこれまた見事。 前半はスペイン、後半はスウェーデンの支配したスリリングな展開も素晴らしかった。



ベストゴールはオランダ×イタリアの2点目!
オランダがカウンターからジオが左サイドでボールを受けると、全力ダッシュでスペースへ走る逆サイドのカイトへ、高速スーパーロングパス、それをゴールエリア右でダイレクトで中へ返すと、
これまた全力ダッシュで走りこんだスナイデルがダイレクトでボレーシュート!
しかもそのシュートはブッフォンも「まさか」の閉じていたせまーいニアへ!!!



このゴールに関して言えば、パスの精度、シュートの技術もさることながら、あんだけスーパーな選手達がディフェンスからオフェンスに切り替わった瞬間、相手ゴールに向かって全員(!)一心不乱に全力ダッシュする姿には感動せざるを得ない。



それから2試合目で予選敗退が決まってしまったスイス、首の皮1枚のオーストリアの開催国の試合も、 内容的な差はあったものの、物凄く気持ちが入ったいい試合だった。
あのドイツに怯むことなく堂々と立ち向かい、2-1 で勝利したクロアチアの戦いぶりも強い気持ちが感じられた。



どの試合も、画面からにじみ出てくる「分かりやすい」程の気迫が観ているものを駆り立てるし、
それが他国の試合にも関わらず感動を呼ぶ要因なんだと思う。



それに比べて今の日本代表の試合はどうだろう?
猛暑のオマーン・タイとのアウェー連戦は苦戦だったが、最低限の結果は得たし、
コンディション的には本当に大変だったと思う。
けれど、ユーロの各国の選手の溢れ出る程の気迫を見せられてしまうと・・・ね。
これが「世界との差」かな、と思う。日本人独特の内に秘めた強さと言う人もいるけどね。
そういう意味では大久保のアレもアリかな、と思う。
ま、あんな堂々とやっちゃダメだけどw



そうなってくると、我が札幌なんかもっと厳しい目で見ざるを得ない。
怪我人も続出、負のサイクルにはまってしまって、雰囲気としてはかなり最悪に近い。
そんな中ついに練習生のアンデルソンが加入、日本人選手の補強も待たれるところで、中断期間でなんとか切り替えて欲しい。



ただ、そんなことよりまずは今いる奴らが全力で走って、気持ち見せろよ、と強く言いたい。
正直、J1の舞台で気持ちだけでなんとかなんておもっちゃいない。
けど、まずはそこからでしょう?
去年のように必死で体を張って、シュートブロックして、ボールを奪って、なんとか1点を守りきるサッカーを取り戻さなければならないと思う。今年も序盤戦はそれが出来ていたし。



なんて、偉そうにいいながら29日の大阪戦は日曜のナイターということで深夜バスでも翌日の出社に間に合わず、残念ながら参戦出来ませんが、千葉戦、新潟戦は参戦するつもりです。









05-06 CL決勝 バルセロナ×アーセナル

2006年05月21日 10:52

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2006年5月17日 スタッド・ドゥ・フランス
05-06 UEFA CHAMPIONS LEAGUE
FINAL

FC BARCELONA 2-1 ARSENAL

得点;BAR エトー'76 ベレッチ'81
   ASL キャンベル'37
 


正直レーマンの退場のシーンでは、史上初の決勝での退場者ということもあり、「どーなのよ?このCL決勝は??」と思ったものだけれども、結果的には非常に面白かったし、感動的なファイナルだった。


序盤いきなり猛攻を仕掛けたのはアーセナル、というかアンリ。
エブレからのクロスを見事なトラップで抜け出し(マルケスの対応が微妙だった。この日、正直あまりいいところの無かったマルケス)、強烈なシュート。バルデスが見事に防いだが、そのCKをショートコーナーとしてまたもやアンリが強烈ミドルを浴びせる。これもまたバルデスが見事にパンチング。戦いの火蓋としては強烈過ぎるものだった。


この後、お互いの攻め合いで白熱する展開。バルサはミラン戦ファーストレグの時のように、大事な試合になるとちょっと入れ込んでしまうロナウジーニョと、マルケスの対応の悪さが気になるところ。
アーセナルはセスクが古巣との戦いもあってか、これまた入れ込み過ぎという感もあるが、全体的には良いバランスで守り、良いバランスで攻撃していた。


特にアンリ、フレブ、リュングベリといったアタッカー陣がキレキレ。カウンターからのリュングベリのスピードに乗ったドリブルには、プジョル、マルケス、オレゲールといったバルサDF陣を困らせていた。


しかし、18分、ロナウジーニョからの見事なスルーパスでDFラインを完全に抜け出たエトーを、PA外でレーマンが手で足を引っ掛けてしまい、一発レッド。これは誰もレーマンを責めることが出来なかった。


この時に、東京ファンとして思い浮かべるのが04年ナビスコカップな訳で、守備の強固なアーセナル故、ああいう展開になって0-0延長PKな訳ね?と想像すると(でも、相手は赤ごときではなく、バルサなんだからもっと決定力もある訳だしなあ、とも想像したがw)、あの時は自分のチームだったから許せたけれどもww、ちょっとそれじゃーなー、と思って暫く観ていると、美しい弾道を描くアンリのFKから、キャンベルが見事に頭で合わせて先制!


唖然とするバルサの面々。10人のアーセナルに対し、追う展開となってしまった。これは厳しい。


後半。中盤の底を張っていたエジミウソンをイニエスタに交代。ロナウジーニョのワントップからいつもの左サイドへ戻し、猛攻を続ける。
デコの強烈ミドル、イニエスタが抜け出して見事なシュートを放つシーンもあったが、レーマンに変わり入ったアルムニアが見事に守りきる。
61分にはファンボンメルに変わり、ラーションが入り、ほぼ4トップ状態に。71分にはアンリ、リュングベリを警戒して先発していた守備よりのSBオレゲールを外し、ベレッチを投入。より攻撃的な姿勢で崩しにかかる。


しかしそれどころか、アンリ、リュングベリを中心とした「守ってからのカウンター」は鋭さを増していき、70分にはあわやダメ押し、というアンリのシュートもあった。


これは厳しくなった。10試合連続無失点のアーセナル。レーマンいなくとも、このまま守りきるのは堅いか、と思った直後。
中盤から元アーセナルのジオが鋭くゴール前に陣取ったラーションへ入れた楔のパスを、まさにDFを追い越そうかと走りこんでいたエトーへワンタッチで見事に流し、GKと1対1。ニアを極力絞ったアルムニアのポジショニングは見事だったものの、その狭いニアサイドをエトーが見事なコントロールでぶち抜き、同点!!
これでイッキに流れが濁流のごとくバルサ寄りに流れていく。


その5分後、これまたラーションが右サイド深い位置で足を懸命に伸ばし、トラップしたボールを振り向きざまにペナルティエリアへスルーパス。ここへ走りこんだのは右SBベレッチ!!
ゴール後、信じられない、と言った表情で天を仰いで顔を覆うベレッチに、バルサの選手が幾重にも重なって喜びを分かち合う。
審判に促されるまで、最後まで抱き合っていたのは同胞のロナウジーニョだった。去年右SBのレギュラーを張った彼だが、今年はオレゲールに取って変わられた。「守備バランスを崩す」ということが要因だったようだが、この大一番で彼の攻撃的な姿勢が生きた。


そして、準決勝の時も書いたが、ラーション。
自分の花道を、短い投入時間で見事に飾った、2アシストの大活躍。
繰り返しになってしまうが、何故故に、こんないい選手が来シーズン欧州のトップリーグから離れてしまうのか、ていうより、これ程バルサに相応しい選手がバルサからいなくなってしまうのか、残念でならない。
本当の最後の雄姿となるだろうワールドカップ、よりスウェーデンに力を入れてみることになりそうだ(リュングベリも良かったしな)。


そう言えば逆転ゴール後のベンゲルのがっくりとうな垂れたシーンが国際映像で映し出された(歓喜するライカールトと並べて)。このがっくりは、なすべきことをやりつくしてのもの。主力選手が軒並み抜けたこのチームを、特にDF陣を中心に若返りを図り、あの粕谷氏ですらビックリの好チームに仕立て上げたことは本当に素晴らしかった。


カップを掲げるシーン。
世界トップクラスの彼らが子供っぽく喜ぶシーンは、いつ見ても和むなあ。壇上に上がった後に、一昨年見ているはずなのにデコがチャンピオンカップを「へー、こんな風になっているんだ」と覗き込むシーンが何故か印象的だった(いつも遠征時はこわーい大門サングラスとかしてんのにね)。あ、そういえば試合終了後にはボロ泣きしていたジュリーが、ずーっと子供を肩車して敵味方各選手と楽しそうに談笑しながら、時には子供と抱擁させてあげたり、とこれも又いい映像だった。


そしてキャプテンプジョールがカップを掲げる。ここ数年バルサを中心に欧州サッカーを観続けてきて、ようやく訪れた夢のような瞬間だった。
そして、TVカメラが中継の最後に映し出したのは、ビクトリーランの途中で流れ出した「Barca!Barca!Barrrrrca!」の歌を選手が腕を突き出し、ゴール裏に向かって一緒に歌う姿でした。


05-06のヨーロッパシーンもこれにて終了となりました。
楽しませてくれた選手達に感謝。
そして、ヨーロッパもついに、ワールドカップモードとなるわけです。















CL準決勝;バルセロナ×ACミラン

2006年04月29日 01:43

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05-06 UEFA Champions League 
準決勝 2nd Leg 
バルセロナ 0-0 ACミラン


バルサ、悲願の決勝進出となった。
試合としては五分の内容だったが、1st Legアウェイでバルサがリードした時点で、いかにあのミランとは言え、ここカンプノウで今のバルサとやったら、何度やっても「NO Chance」だったと思える内容だった。


ミランはピッポがカムバック。シェバと「現在」最強ともいえる2トップ。
ここにカカ、セードルフと絡んでバルサDFラインを突破試み、決定的なシーンを演出するが、安定感のあるビクトールバルデスの前では決まる気がしない、その程度に見えてしまった。
一方DFラインはネスタが負傷の為コスタクルタとカラーゼのCBコンビだったが、こちらも非常に安定感があり、ジダもエトーの至近距離のシュートをブロックするなど全くスキを与えない。
ピルロが不調。中盤の底から繰り出してきた好パスが影を潜め、後半途中まで
消えかかっていた。


バルサは昨日のチャンピオンズリーグマガジンで電話出演した原さん(また観に行っちゃったらしい。粕谷氏に呆れられていた)が言うようにデコ、エジミウソン、イニエスタの中盤が攻めてはボールキープ、丁寧な組み立て(無理をせず、カウンターを注意しながら)からの押し上げ、守っては激しいプレスとスペースを消すポジショニングでミランの攻撃を再三に渡り寸断した。
そしてキレキレのエトー、ジュリへロナウジーニョからのラストパス。ジュリーの後半のボレーシュートは1st Legの再現のようだった。
1戦目と違い、ロナウジーニョも若干表情が若干ながら緩やかだった。まあCASAだし、リードしている精神的な余裕が感じられ、そこまで首ひねるかよ!?というジュリへの見事なノールックパスも飛び出すほど。


後半攻めがもう一つ勢い付かないミランは猛犬ガットゥーゾを下げ、ルイコスタを投入。ピッポを諦めジラルディーノも入れた。
ここでリズムが変わり、ミランの前線が活性化。「後方支援火器」であるピルロのスペースへの好配給も戻ってきた。
ただただ、ゴールだけは最後まで割れなかった。
バルサにとって、マルケスが戻ってきたのは大きいだろうし、その前でのエジミウソンの潰しもいい。
今年のバルサは、攻撃よりも守備がより熟成に向かった1年だった。
CLのチェルシー戦、このミラン戦を観れば一目瞭然だ。
勝負所でこういう戦い方ができるのは、凄い。


さて、いよいよ決勝。ホーム&アウェイなら間違い無くバルサ。
ただ一発勝負は分からない。全く予想がつかない。序盤の入り方次第、
アーセナルがどう出てくるか?これに尽きる気がする。


余談。前述のチャンピオンズリーグマガジンに電話で出ていた原さん。
どうやらこのまま決勝までヨーロッパにいるのだろうか?昨日はこれからルマンで松井にインタビューする、と言っていた。
解説者になって、これまで毎年冬のスペイン旅行のみだったのが、自由な時間も増えて取材も兼ねての悠々自適な欧州観戦生活。
電話でバルサ戦をコーナーフラッグ付近で観戦、ロナウジーニョのノールックパスを見た!!って完全にファンの目線で語ってしまったり、本当に素敵なオヤジだ。これほどに自分の好きさ加減を分かりやすく、且つ魅力たっぷりに伝えられる人も貴重だ。
なんならそのままワールドカップまでヨーロッパに滞在していていいよ~


それから、個人的に残念なこと。
後半ジュリに変わって投入されたラーションの、見事なダイビングヘッドのシーンがあった。本当に美しい飛び込み。
これが、来シーズンから本当に見れなくなるかと思うと、本気で寂しい。

まだ、まだ彼はヨーロッパのトップチームのエースとして君臨できる実力を十分持っている。天性のストライカー。
今シーズン後半の前線を活性化させた立役者と言っていい我が愛する彼が、我が愛するバルサを離れるのは残念で堪らない。


恐らくは彼の戻るスウェーデンリーグは日本でTV中継されることはないだろう。
彼の雄姿を見れるのは、もはや数少ないリーグ戦、そしてCL決勝、ワールドカップのみか。
CL決勝で得点し、思い直してくれはしないだろうか?




CL準決勝;ビジャレアル×アーセナル

2006年04月27日 00:56

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05-06 UEFA Champions League
準決勝 2nd Leg
ビジャレアル 0-0 アーセナル 



泣いているフランコやボーぜんとするリケルメを励ますかのように、拍手とコールで「何しょぼくれてんだ、よくやったぜ!おめーら!!」というメッセージを送っていたスタンドのビジャレアルのファン達に、海外サッカーを観ていてプレー以外の部分で久々に感動する光景に出会えた。


彼らはクジ運にも恵まれていた。けど昨日の戦いでアーセナルを相手に、欧州強豪同士のホーム&アウェイらしい試合を2試合やったというのは、彼らの強さが決してフロックではなかったことを物語っている。
DFがこぼれ球をしっかり拾い、リケルメを中心として中盤をショートパスでしっかり作って、フランコ、ホセマリ、フォルランが果敢にゴールを狙っていくサッカーは、1st Legのアーセナルを観るようだった。


アーセナルは進化する若いDFラインが耐えに耐えるけれども、正直後半は崩壊寸前だった。
攻撃は初シュートが80分過ぎだったように、アンリが前線でボールを持っても決して必要以上に中盤がビルドアップせず、せいぜいリュングベリがドリブルで突っかけていく程度。
リスクを犯さない姿勢を貫いていたが、もう少しメリハリがあったほうが良かったかもしれない。後半、レジェスに変えてピレスを投入し、若干前目にラインを上げたものの、さほど状況は変わらなかった。
いつ崩れてもおかしくない中、ああ、それでも凌ぎきったかと思ったロスタイム直前、ホセマリが倒されてPK。ああ、さすがCL、ドラマティックな展開を用意するなあ、このまま延長なら決勝はスペイン対決になるか?と思いPKに向かうリケルメをみる。
なにか表情が変だ。


そしてレーマンが止めた。


レーマンは絶好調だ。そして、先日おかしなタイミングで発表された「ワールドカップでの第一GK宣言」が、更に輪をかけて彼を乗らせているような気がする。こりゃ、バルサも苦労するぞ←まだ決まってない
ベンゲル曰く、右に蹴るのは分かっていたとのこと。

そして、暫く国際映像はリケルメの真っ白な顔をアップで抜いていた。
今年見たサッカー選手の中で、誰よりも寂しそうな顔だった。
リケルメとしたら、自分を無用扱いして切り捨てたバルサと世界最高の舞台で優勝カップを争って戦えるチャンスを逃したことと、ようやくヨーロッパで「居心地の良い場所」であるこのチーム、サポーターと一緒にパリに行きたかった気持ちと、どちらの方が強かったのだろう?
私は、今のリケルメにとっては恐らく後者の方だろうと思う。
いいチームにめぐり合えたね。


アーセナルは完璧な2試合をこなした。恐らく今は点を取られる気がしないだろう。決勝では、攻めるのか、守るのか、うまくバランスを取るのか。


そして、決勝の相手はあと3時間後に始まる試合でいよいよ決まる。

札幌×山形、東京×清水、バルセロナ×サラゴサ

2006年03月19日 16:30


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2006 J League 
division2 第3節

山形0-1札幌
得点 山形
   札幌;77’西谷


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division1 第3節

東京0-1清水
得点 東京
   清水;50’チョ・ジェジン

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2005-2006 Liga Espanola
第28節

Real Sociedad 0-2 Barcelona
得点 RS
   BAR;ラーション エトー 



実は東京戦はダイジェストのみ観戦。負けたと知ると、見る気がしないので。


札幌は「フッキ不在時にいかに点を取るか」という今期のスクランブル的課題を早くも突きつけられ、相川・中山の2トップ(清野はサブにも入ってなかったが?)でスタート。
山形は一週空いていることもあり、出足はゲームに入りきれず札幌が押し気味に展開。10分過ぎから落ち着きを取り戻し、山形、札幌が交互に攻守を繰り返す、目まぐるしい試合となった。が、お互いフィニッシュの精度にかけ、0-0で折り返す。
札幌はポゼッションしてサイドへボールを運んで、クロスを入れるパターン。和波、加賀の両CBが機をみてはスルスルっと上がりを見せた時に期待できる展開になったものの、関・芳賀はどうも仕掛けず早めにボールを出してしまう為クロスの精度、山形の中の守りも固く得点の匂いがせず。相川も惜しいチャンスはいくつもあったんだが、決まる気がしないんだな~
砂川は前節もあったミドルが炸裂。またもポストだったけど。他は消えている時間が長く前半で西谷に交代。


一方山形はレアンドロに正確なクサビを入れ、そこから札幌の3バックの裏へ狙っていく展開。相変わらず派手さはないが、ロングボールでの速攻とか選手達は与えられた仕事をこなす「仕事師」達。今年も怖い相手になりそうだ。


後半は完全に山形ペース。でも少ないチャンスに西谷の芸術的なヘッドで得点し、その後はうまく時間を使って逃げ切った。
前節ホームで勝てなかったのはなんだが、今年最初の「天敵」との試合を競りながら勝ったのは今後の為に大きい。



東京はやっぱり好調清水に圧倒されたようで。
FW・MF・DFが完全に分断されて、ポゼッションどころじゃなかったらしいですね。去年の印象だと清水は守りから入って、ワイドに開いた両サイドアタッカーが深くえぐっていくチームなんで、中途半端なポゼッションで対峙すると、特にサイドの守備が弱い今の東京との相性はあまり良くないかな?と思っておりました。
どうやら徳永と梶山がボロクソ言われてるようです。そもそもこのメンバーでポゼッションサッカーは東京には無理とか言い出している方もいますが、まだまだ時間はかかりますよ。ここは我慢、我慢。
ただ、開幕から動員が弱いのが気になるところ・・・



東京が目指すポゼッションサッカーってなんだろう?とおもいながら今朝、バルサ×ソシエダ戦を観戦。
現代サッカーで最高クラスのポゼッションサッカーを展開しているチームだ。
ただ、ソシエダの中盤でのボールチェックが早く、さすがのバルサもパス回しに苦しんだ。奪ってからシンプルにニハトを中心として浅いDFラインに走らせ(まるでハムスターのようにチョコマカ早い!)てはシュートを狙わせるサッカー。ただ今日もV・バルデスが最後までボールから目を離さず好セーブ連発。


次第にバルサもペースを取り戻す。
バルサの所謂ポゼッションは、一人がしっかりルックアップしてボールを持っ他時、または速い楔が入った時にスピードアップする。
そして相手がチェックに行くので、そのフォローに入る選手は当然ながら、サイドを追い越して行くDF、下がって貰いに来るFW、その下がったFWのスペースに走りこんでいくMF、とこれだけの動きがほぼ同時に行われるのだ。


これだけパスコースが増えれば相手DFも絞りにくいし、混乱する。
特にFWのオトリの動きの精度が高く、DFが釣られて出来るスペースを常にパスの出し手、受け手が意識している。前半のファン・ボメルの決定機も、下がったラーションの居たスペースへ走りこんでのシュートだった。


バルサのパス回しはリズムが良い。カンプノウなら「オーレ、オーレ」だ。そして先程も言ったように、合図となる速いクサビが縦に入ると全員が流動的に動き出す。
東京もパス回しをしているのだが、リズムが無いし緩急が弱い。そしてなにより縦のクサビがしっかりと足元に入らず、入ったとしてもその号令に反応できていない周りの選手の動き出しが遅く、攻撃にスピード感が出ない。よって、ボールをそこで失ったり、又後ろに戻したりする形で攻撃が完成出来ないのではないか。
ただ、これは時間がかかるはず。バルサだって元々その素地はあった上で、ライカールトがシーズン半分を棒に振った。東京のファンも、我慢強く見守るべきだと思う。もう、後戻りはできないのだ。


さて試合。
訪れた1点目。最高のプレーだった。
ロナウジーニョがエトーへクサビ。ここで俊敏に前を向いてドリブルからエトー→ラーション→ロナウジーニョと外→中→外と「ワン・ツー・スリー」。これでロナウジーニョは比較的持ち場の左サイドで余裕持ってボールを足元で受ける。これと同時に最初にパスを出したエトーは前線で相手CBと競り合い、ラーションはスルスルっとファーサイドで一人マークを外している。CBはエトーに釣られている。
ここでクロスが上がる。エトーはオフサイドポジション、安心するDFを尻目に、ファーのラーションがオンサイドからフリーで抜け出し、ゲット。


後半の2点目。今度は右サイドでロナウジーニョがゴール前に斜めのパス。これをエトーが足元で受けると思いきやスルー、2列目のファンボメルがスピードに乗って足元で受け、GKと一対一。このシュートは逆サイドのポストに当たるが、何故かここに右サイドにいた筈のエトーがいるw。落ち着いてゲット。チームが得点したけれど、頭を抱えるファン・ボメル。レギュラー争いが厳しいチーム、気持ちは分かる。


マルケス・エジミウソンの負傷が気になるところだが、リーグの優勝はこれで間違いないだろう。過密日程の中、CLを決勝まで、バランスを取ったメンバーでどう戦うかが勝負となる。今年こそ。


バルセロナ×チェルシー

2006年03月09日 00:58

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2005-2006 UEFA Champions League
Quater Final ;2nd Leg

Barcelona 1-1 Chelsea
Score;BAR  ’78 Ronaldinho
      CLS  ’89 Lampard



ロナウジーニョが守備的な試合でこれだけ本領を発揮するとは。


マークについたパウロ・フェレイラが可哀想なくらい翻弄される。
とは言っても決して積極的にゴールに向かうわけではなく、「ボールを失わない」ことをプレーの選択肢として最優先したロナウジーニョを初めてみたが、これほどまでに凄いとは。
「読み」を活かしたボール奪取を得意とするマケレレを背負って、悠然とボールキープをする彼の姿に、改めて「ああ、こんな怪物を日本は相手にしなければならないのね」と思うと愕然とする。


試合。
チェルシーは最低でも2点差をつけて勝つことが条件。それに対して攻撃的なバルサがどう対峙するか。と思ってみていたが、予想以上に堅い試合運びをしてきた。
中盤がデコ・エジミウソン・モッタ。この3人がCBマルケス・プジョルの前で激しく「潰し」にかかるわけだから相手の中盤ランパード、ジョン・コールは消され、サイドもこれまたオレゲール、ジオのどちらかといえば守備的な布陣とした為、中盤との連携でダフ、ロッペンのWFもうまく機能しない。


1stラウンドでキレキレだったロッペンだが、今日はほとんど高い位置で機能しなかった。恐らく前半はダフが左、ロッペンが右でプレーしていたように見えたが、モウリーニョの考えとして、ロッペンをロナウジーニョと同じサイドに置くことで、ロナウジーニョを孤立させようという意図があったのかな、と思うがこれが完全に裏目。
正直もっとかさにかかって攻めていくと思われたチェルシーだが、ドログバのヘッドなど幾つか惜しいシーンがあった程度。
ドログバも全体的には気迫を感じられないプレーで後半早々に交代。
ドログバに変わりクレスポ(頭っからクレスポであったらどう変わっていたか?)、ダフに変わりグジョンセンが入り、ロッペンは左メインに。この辺から少々流れが変わり、チェルシーが押し気味に試合を展開。



それでも、バルサはロナウジーニョのプレーを筆頭に、決して引いて守備的になるわけではなく、「いかに危ないところでボールを失わず、長くボールを保持し、シュートで終わるか」に専念し、1試合を通してこれをやり遂げた。
正直いつもの「攻撃的で楽しい」バルセロナではなく、少々残念。もっと激しい打ち合いに挑んで尚、カッコよく勝って欲しかった。
それでも去年すったもんだ騒動に巻き込まれた挙句、あーやってチェルシーに負けているわけで、ライカールトからすれば「いかに次のラウンドに進むか」に全てを注いだのは、真っ当な考えだろう。


モウリーニョも正直、前半のバルサを観て諦めたようだった。挑発に挑発を重ねて攻撃的にきたところを迎え撃つ去年の戦いを踏襲したかったはず。それがこういう試合をされてはなすすべが無い。
なにせ、ボールを回させたらバルサは世界一のチームなわけで(おのれもそうなのだが)、かようなポゼッションをされてはね。


そして一瞬のスピードでロナウジーニョが全てを諦めさせるスーパーゴール。DFの枚数は多かったけれど、ドリブルするスペースが出来た時点で物凄いダッシュでドリブルを仕掛け、交わし、当たられても負けないボディバランスからキーパーがスペースを消していたニアサイドを見事に逆を突いてゲット~!
もう、呆れるしかない。


その後完全オフサイド、タックルもボールに行っていた筈のテリーへのプレーがPKの判定で、ランパードが決めて1-1。その後のキックオフですぐに試合終了。
ランパードとロナウジーニョのユニホーム交換が微笑ましかった。


バルサ、気になるのはプジョルが時節出場停止、そして途中交代したメッシはどの位の離脱なのか。まあ、好調のラーション、ジュリ、イニエスタもいるわけだからなんとかなるのだが。


その他、ビジャレアルの勝ち進みは嬉しい。まだリケルメみれるのね。
ユーベも逆転進出。さすが勝負強い。

チェルシー×バルセロナ

2006年02月24日 01:00

05-06 UEFA CL 決勝トーナメント第一戦 1st Leg

チェルシー 1-2 バルセロナ
OG OG・エトー



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死闘でしたね。
内容が内容なだけに、両チームのゴールがOGだったのがちょっと残念でしたが、非常に見ごたえのある試合でした。


「スタンフォード・ビーチ」と揶揄される程状態の悪いピッチの上で、それをほとんど感じさせない両軍の選手達。まさしく現在における「最高レベル」のプレイヤー揃いであるからこそ成し遂げられた結果でしょう。


前半37分でチェルシーが退場者をだしてしまったが為、基本的にはバルサがボールポゼッションで大きく上回り、優位に試合を進めていました。ただ、ロッペンのドリブルを中心としたカウンターの鋭さは凄まじく、それで得たランパードのFKからキーパーと交錯したモッタのOGがうまれ、なんとチェルシーが先制。


この後ラーションを投入したバルサは更に猛攻をしかけ、ロッペン以上のキレキレ度合を見せていたメッシが再三チャンスを作るも、どうしてもゴールは割れない。
が、バルサもなんとキャプテンであるテリーのOGで同点に追いつき、更に押せ押せ。
逆転ゴールはロナウジーニョのドリブルで決まり。エトーが正面でクロスオーバーした左のスペースにラーションが走りこみ、スルーパスを受け、後ろに駆け上がっていたマルケスに戻し、手を上げていたファーのエトーにクロスボール、それをエトーが見事にヘディングで決め逆転ゴール!


幾度も決定的なチャンスがお互いありましたが、ツェホ・バルデス両キーパー・両チームDFの気迫溢れるディフェンスで決まりそうで決まらない試合展開は非常に緊迫感があり、お互いに昨年の「因縁」を感じつつ、これこそ「絶対に負けられない」戦いという雰囲気がひしひしと伝わる試合。これぞチャンピオンズリーグの醍醐味!リーガ・プレミアで独走するトップチーム同士の技術、気合両面でトップクラスの試合となりました。しかし、気持ち的には昨年この地で悔しい思いをしたバルサの方が強かったのかな?


解説はハラヒロミ。バルサの同点OGが決まった際に思わず「ヨシ!」と叫んでしまったり、逆転した後「最高だよね」とヒロミ節を披露。
おー、あんたも最高っすわ。


これでカンプノウでの第二戦、苦しくなったモウリーニョがアウェイで何を仕掛けてくるのか。又去年のように心理戦にくるのかw(もう通用せんよ~)分からないが、バルサファンでなくても非常に楽しめる展開になったのではないでしょうか。
迎えるバルサも好調のメッシ、デコ、ロナウジーニョを中心に当然攻めに攻めてくるだろうし、基本的には2点差以上付けて勝たなければならないチェルシーもガンガン来るとなれば、期待は膨らむばかり。


今年は決勝でバルサを見たいもんです。









エールディビジ;ヘラクレス×RBC

2006年01月22日 10:03

エールディビジ第20節
RBC×ヘラクレス
  1-2
平山、今期7ゴール目
 

本当は違うことを書こうと思い、昨夜取って置いたビデオを見ながらPCを開いてパチパチ、コーヒーを沸かしてカップに注いでいたら、見ていない間に平山のゴール、思い立ってアップしてしまった。


ちゃんと一試合ヘラクレスの試合をみるのは初めて。
正直、「もう止まってしまったのかな」と思い出した平山の成長時計は、明らかにオランダへ行ってまた動き出したなあ、と改めて思った。


13位ヘラクレスと一勝もしていない最下位RBCとの対戦。
全く専門的な見方の出来ない私ですが、いくらオランダリーグとはいえ降格争い組同士の試合、レベルは正直高く無いのは分かります。こういうのは議論になる物言いですが、なんとなくJ1の下位レベルですかね。
解説の川本さんが平山を含めた、中盤での細かいテクニックやプレーの雑さを指摘していた通り、Jの選手の方がもっとキメ細やかなプレーがみれると思います。


そういう意味ではJでやっても良いのでは、と思われていた平山ですが、なんとなく思ったのは平山って選手は「新しい環境に飛び込んでこそ著しく自分を成長させられる選手」なのかな、と思います。
飛び級でワールドユース、オリンピック代表へ入った頃、その世代にスッと順応していく彼に日本国中が「次世代のスーパースター」と期待を大にしました。事実、最後の選手権に戻った彼は、周りと時間軸の違うプレーをしていた記憶があります。
しかしながら一昨年の自分の世代のワールドユースの時もそうでしたが、完全に停滞してしまっており、「成長の壁なのか、ここまでなのか」と疑ってかかってしまうほどの状態だったと思います。


スカパーでやっていた平山の現地での生活を特集した番組をみて、「今風の普通の少年だなあ」と思う反面、「いい素直さといい頑固さの両面を持っているなあ」とも思いました。
チームレベルは高くないけれども、上にはチャンピオンズリーグレベルの3チーム、それに続くチームとの戦いがあるリーグだし、なによりワールドユースで悔しい思いをしたオランダ戦の強いイメージがある中で、大学進学後悩んで自ら決断して、言語の違う、生活環境の劇的な変化を自ら望んで飛び込んだ時、なにかの壁を乗り越えられたような気がします。
恐らくはあのままJリーグの特別指定選手になっていたら、なかなかベストフォームには戻らなかったのではないかと。



ポストプレーに顔を出す運動量、味方へ物怖じすることなく要求する姿、そして完全に失っていたゴール前でシュートを打つ意識。
それぞれをこの半年間で取り戻し、且つ相当にレベルアップしています。
それでも尚本人が目指す「ドイツワールドカップ」へはまだまだ遠く、一層のステップアップが必要でしょう。
本当に頑張って欲しいと思います。




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