ブラジルワールドカップが終わって

2014年07月15日 22:23

ワールドカップはドイツ4回目の優勝で幕を閉じました。

バカ試合の多かったグループリーグとはうってかわり、
決勝トーナメントに入ってからは17試合中延長が8試合、
内PK戦までもつれ込んだのが4試合と、緊張感の高い試合が
続き、非常に見応えがありました。

見ごたえがあった理由として、0-0、1-0、1-1の試合が
8試合もあったことが一つに挙げられますが、その点からも
ベスト16に残ったチームはやはり守備のベースが非常に
しっかりしており、多くのGKがこれほど目立ったのも必然の
流れなのかもしれません。
文句なしのゴールデングローブのノイアーを筆頭に、ロメロ、
オスピナ、クルトワ、ハワード、ナバス、オチョア…とちょっと
振り返るだけで彼らの強烈なプレーを思い出せます。
ノイアーのプレースタイルは脅威的ではありますが、次世代の
GKにとっては間違いなく目指すべき指標になりそうです。

パスを使ってゲームを支配することに拘る王者スペインが陥落、
そのスタイルを築いたペップのバイエルンを軸に据えたドイツが
ブラジルを圧倒し守備の固いアルゼンチンをこじ開けた。
バイエルン、ドイツの「スペインの進化系」とも言えるスタイルは
ポゼッションベースのオールマイティなスタイルで、現有戦力の
充実ぶりを考えても当面の優位は揺るがない気がします。
ミュラーとか、前回得点王だったのに今大会でまだ25歳とか!
5大会出てるクローゼも凄いけど、得点記録を次に塗り替えると
したら彼しかいない様に思える。

一方ブラジルは可哀そうだった、としか言えない。
優勝できるだけの戦力はあったけれど、母国大会という圧力に
耐えられる程の経験値のある選手がいなかった。
ネイマールの怪我は残念だったけど、その圧力を背負っていた
22歳の若者を、結果的には守れた様にも思える。
準決勝も3決も、名手ダヴィド・ルイスやチアゴ・シウバ率いる
DFライン、中盤含め守備が後手後手、ゴール前ではあろうことか
全員ボールウォッチャーで飛び込んでくる選手や動き直す選手を
殆どのシーンでケア出来ていなかったことからも、彼らが明らかに
普段と違う精神状態でプレーしていることが良く分かった。
でもそれがサッカー大国たる所以であり、その国の代表選手に
課せられた宿命。それ程のレベルを日本が目指すのだとすれば、
あと100年あっても足りるのか?と、気が遠くなる。

アルゼンチンは割り切って如何にメッシを活かすか?を優先し、
全員で守備を踏ん張って、ボールを運んでお膳立てした。
メッシも何とかそれに応え決勝まで勝ち上がった。
でも彼らが決勝に行けたのは、明らかにマスチェラーノという
献身的なリーダーの存在がいたからだと思う。
GL初戦でメッシを勇気付け、準決勝のPK戦でロペスを盛り立てて
危険なシーンには常に顔を出し、攻撃ではボールを持ち上がって
縦にパスを入れる。オランダ戦が印象的で、ロッペンの決定機は
ことごとく最後の最後でマスチェラーノが足を出していた。
決勝戦、最後は守りきれなかったしメッシも決めきれなかったが
ドイツのラームといい、素晴らしいリーダーがいる2チームが決勝に
残ったのは象徴的であった。

決勝トーナメントの16チームは、残るべくして残った16か国でした。
番狂わせと言われたコスタリカもベスト8に残りオランダと
歴史的な死闘を演じましたし、アフリカ勢ではドイツと延長まで
もつれ込んだアルジェリアは恐らく今大会でドイツを一番苦しめた
と言えるでしょう。
ベルギー×アメリカでの「USA」コールは忘れることが出来ません。
グッドルーザーという言葉がこれ程ピッタリくるチームも珍しい。
メキシコは又もベスト16越えならずではありましたが、守備の固い
オランダに87分までリード、体格差をモノともしないスタイルは
やっぱり日本的には見逃せないチームでした。
コロンビアはブラジルに敗れたものの、フォルカオ不在での8強、
ロドリゲスは得点王。失われた16年の成果が実り誇らしいチーム
でした。

今大会日本代表はこの16チームの中には加われませんでした。
が、5大会で2回もこの16チームに入ってることもまた凄いことだ、
と大会が終わるにつれ感じました。
そして日本代表が目指したワールドカップでの優勝となると、
途方もない夢なんだな、とこれもまた大会が終わにつれ実感
しました。

本田を中心とした主力メンバーが優勝を目指すといったことに
ついて、やはり「根拠のない自信」だとか「ウソツキ」だとか
非難する記事を目にしますが、それでもやっぱり言うべきだったし、
次回大会でも選手にはそうやって言って欲しい、と私は思う。

やっぱりワールドカップはお祭りだな。凄く楽しくて華やかだった。
今週からまた日常のサッカーに戻りますね。


あ、でも来週もやっぱり祭りは続くか?小野伸二祭りってヤツが。


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ブラジルW杯 ここまでを振り返り

2014年06月30日 22:45

土曜日厚別には行きました(あいさつ)。


さて、ワールドカップもグループリーグが終了し
既にラウンド16も4試合が終わってます。
正直日本代表の試合がモヤモヤした感じだったこともあり、
日本代表戦以外はほぼ全試合録画観戦の上HDDにまだまだ
溜まってます。

そんな中でグループリーグまでの全体の印象としては
アメリカ大陸勢強し、欧州勢波乱、アジア勢とても弱し、
アフリカ勢相変わらずwwという感じですかね?


日本が事前試合で勝ったコスタリカがグループD首位通過
ってのは、誰も予想してなかった波乱。
グループDは初戦イングランドvsイタリアに勝った方が
勝ち上がり、結果イタリアが勝ったのでウルグアイと最終戦で
首位通過争いだろうと予想してたのに、なんと両チーム共敗退w
ただ、仮にイタリアとイングランドは勝ち上がれたとしても、
正直次に進める程の力は無かったかな。

大会序盤の波乱と言えば、なんといってもスペイン1-4オランダ。
5-3-2で弱点の守備をカバーしたフィジカルの強いプレスからの
リアクションサッカーに徹したファンハールしてやったり、
ではありますが、次のチリにも同様のスタイルで翻弄されたことが
物語る様に、スペイン代表の失速もバルササイクルの終焉と同じ
流れにあったのかと思います。スペインもバルサもシャビと
プジョルが常に試合に出れなくなったのも大きかった。
あとカシージャスの出来は何だか切なかったなぁ。

オランダはロッペン・ペルシの存在感が強烈な一方、他のタレント
不足を組織力の強さで十分戦えるチームにした。流石ファンハール。
そしてシステムとスタイルは変われど、変わらず美しい放物線を描く
ロングレンジのクロスやサイドチェンジを観ているだけで十分楽しい。

強いと言えばドイツ。もうチキタカはバイエルンとドイツの代名詞に
移りつつある。ビアホフやクローゼみたいな典型的なストライカー
に決めさせるサッカーから完全に脱却。いや、いざとなればそれも
出来る、というのも強みだ。正直4年前のスペイン同様、今が
ドイツサッカーの旬の時期と思えるので、ここで優勝して
起きたいところだが・・・ラウンド16の組み合わせがねぇ。

ドイツと同組ポルトガルはCR7の注目から上位予想もあったけれど、
永年の課題であるFWのタレント不足は変わらず、勝ち上がるのは
難しかったと思う。頼みのCR7が不調、ペペはまたやっちまったw
となればこの結果も必然。
4-0で負けたドイツとの初戦、後半センターサークル付近でCR7が
ボールロストし、カウンターに対し味方が一生懸命戻ってる中
その場で立ち尽くし目で追うだけのシーンが非常に印象深い。
チームとして今一つ纏まりの無さ、彼のナルシスト振り。。。

アルゼンチンはメッシ頼みのクソサry)になりつつあるけど、
彼がやっと代表で活躍できたというのはまあ嬉しい限り。
地の利を活かしたコロンビアやチリ、ウルグアイも含めた
南米勢の強さは今回際立っている。

昨日のウルグアイ×コロンビアを観て、改めてH.ロドリゲスの
凄さを実感。モナコが出すなら大会後ビッグクラブ行きは確実。
異次元の出来だったGKのオスピナも欲しいクラブは多い筈。

チリのサンチェスはバルサでも後半戦キレキレだったけど、
流石の存在感だった。昨日ブラジルに負けちゃったけど、チリも
非常に強いインパクトを残したチームでした。ウルグアイは
スアレスのせいで別の意味でのインパクトを残しちゃったけどw

さて最弱と言われたアジア勢。こうなっては仕方ない。
もう地道に地域として力を付けていくしかないでしょう。
それには、中国が金に物を言わせて選手を呼んでACLで勝ちまくる
のも、アジアの底上げの為に必要なことと思える様になってきました。
日本がタイに大量に選手を送り込んでるのも、ベトナムでミウミウが
代表監督やってるのもそういう意味でも大切なことと思います。

アメリカが日本以上に自国リーグの選手を中心に据えラウンド16
入りした事実を考えても、若い選手を早々に欧州に送るというより
Jリーグでしっかり結果を残すプレーをさせることが優先されると
思います。事実直接欧州に行った林・伊藤・宮市辺りが結果を
出せてないことがそれを証明しています。


さて大会も佳境に入ってまいりました。
ラウンド16で南米勢4チームが潰し合いになったのは残念、しかも
ラウンド8ではブラジル×コロンビアとか!!
ブラジルの山は次に有力なのはドイツかぁ、決勝で観たかった。。。
反対の山がアルゼンチンで、対抗馬はオランダとベルギー位か?
最悪決勝ブラジル×アルゼンチンになる可能性もww

4年サイクルで考えるのはもう辞めよう

2014年06月26日 22:05

サッカーは続いていくと書いた昨日のエントリの続きとして、
又いつも熱い土屋さんのコラムを読んで、改めて思ったこと。

それは、日本のサッカー協会には考えを改めて欲しいし、
又普段はあまりサッカーを観ないライトな代表ファンの人達にも、
もし出来れば考えて欲しいな、と思うことで。
こうやって4年毎に区切りをつけるのはもう辞めたらどうか、
ということ。

日本人は農耕民族という民族性、四季がはっきりしている地理的
条件から、多民族以上に「区切り」や「節目」を大事にする、
と言われているらしい。
ワールドカップの終わりを起点として、次のワールドカップが
4年間の総決算とし、そこで一旦解散、新たな代表を作っていく。
これがワールドカップに初出場したフランス以降、当たり前の
サイクルになっている。


けれど、これって非常にサッカー的ではないんじゃないか?
と最近になって思い始め、とても違和感を感じている。


その際たるものとして代表監督が「4年任期」の様になりつつあり、
結果が悪くても4年間は見守ろう
結果が良くてもワールドカップが終わったら退任
っていうのが当たり前になりつつある。
現にトルシエ以降、志半ばで倒れたオシムさん以外そうやってきた。
今回結果が出なかったけれど、ザッケローニ監督の進めてきた
内容が正しいものであれば、契約延長したって問題無い筈なのに
大会前から退任が既定路線になってたのも正直腑に落ちない。

そして選手もファンも、4年間の集大成を意識しすぎるというか、
4年制の学校の「卒業テスト」的というか、
結果が良かったら合格!おめでとう!!
ダメだったら失格!4年間やり直し!!
みたいな、何だか4年間積上げて来ても「合格」か「失格」の
2者択一、みたいな雰囲気になっている。
確かにワールドカップだけを見ればそうだけど。
ワールドカップは晴れの舞台であり、とても大事な戦いでは
あるけれど。
私達に大事な日常の生活があるのと同じく
サッカーにも大事な日常の戦いがあり、その大事さの価値は
実はそれほど差がないことも知っている筈なのに。


これって日本のサッカーにとって良い事なんだろうか?
これって何とか変えられないんだろうか?と考えてしまう。


そしてこれこそが日本代表とJリーグの人気格差問題の根底に
あるものの一つなんじゃないか、と実は思ってたりする。

続く、続くよ、どこまでも

2014年06月26日 00:13

2014 FIFA WORLD CUP BRAZIL
GROUP C 第三戦 アレナ・パンタナウ
日本1-4コロンビア
得点 日本;45’+1岡崎
   コロンビア;17‘クアドラード(PK)、
          55’、82‘マルティネス、90’ロドリゲス



4点目が取られた後、寝ている長女を起こし試合が終わるのを
一緒に観た。何故か見せたくなった。
寝ぼけた目でその瞬間を観た長女が
「ワールドカップ終わっちゃったの?」「うん、そうだよ」
と返すと、「でも、サッカーはまだずっと続くんだよね?」
ってポツっと言った。


恐らくは普段観てるJリーグのことを思い出し言った一言だと思う。
何気なく聞いた言葉ではあるが、思い返せば4年毎にそう思ってるな。
いや、シーズンが終わるごと、いやいや、毎試合終わるごとに。
この言葉にも、涙ぐみながら「そうだよ」って返した。


8年前の悲劇、4年前の歓喜。今回は8年前と同じ勝ち点だった。
じゃあ今回のブラジルは悲劇だったの?
多分の多くの人やマスコミの多数はそう言うのかもしれない。
私は決してそうだとは思わない。
普段Jリーグを熱心に観ている人達の中には、そう感じてる人の方が
多いんじゃないか? と勝手に思っている。
8年前のドイツでの悲劇だって、あれが無かったら南アフリカでの
歓喜も無かった。今回の勝ち点1という結果だって、これからの
日本の全てのサッカーに繋がっていくものと信じている。


「世界との差」とか「決定力不足」とか、ありきたりな総評なんか
クソくらえ、と思う。毎回の様にそう言うだけで何が変わるのか?

試合後、松木さんが珍しく「強化方法を一から見直し」なんて思わず
ネガティブなことを口走ってたけど、そう思うこと自体が驕りだ、
と思う(まあ悔しくて口が滑っただけ、と思うけど)。
もはや我々はコツコツと反省と修正を加えながら、日々を愚直に
やっていくしかないレベルにまで来ているのだから。
コロンビアは5回目の出場で過去W杯での最高結果はベスト16。
実は日本と一緒だったりする。日本は5大会連続、内2回ベスト16だ。
彼らはフランス後、4大会実に16年の間強化を続けてここまで来た。
日本が今やってることを一から見直す必要なんか無い。


それよりも日本代表選手や協会、マスコミやファンが言うところの
「自分達のサッカー」という言葉先行型のスタイルこそ、見直すべき
なんじゃないか?と、改めて思う。
結果を残しつつ守備的だった前回大会の戦い方を踏まえ
「自分達が主導的にパスを回して攻撃的なサッカーをする」
チャレンジを4年間続けてきたのだから、スタイルに拘るのも
理解している。だからこそそれを表現して欲しかったその一方、
日本人には相手あってのサッカー、という概念が希薄であり
一方意識しすぎると臆病になるという、そういったピッチでの
メンタリティこそ、日々の試合から改善するべきなんじゃないか、
と思ってる。それこそ、オシムさんがやろうとしていた改革を。


これからじっくり、冷静に本大会の反省と、次回に向けての強化の為の
改善をコツコツとやれればいい。そして、次回も「過去最強の代表」
を送り込める様、アジアでの戦い、欧州チームでの挑戦、そして全ての
国内のカテゴリーで多くの志高い選手が日々努力することを願う。


そうは言っても。本田という、日本を変えるだけの力を持った選手を
中心に据え、ここまで夢を見させてもらっただけに悔しさも大きい。
何か歯車があえば、もっと違う未来だって多分あった筈だ。
でもそれはイタリア、スペインだってそう言うに決まってる。
本田をもってしても「今回は」結果が出なかったことをただただ
受け入れるしかない。


日本に本田の様なメンタルの選手はそうそう出てこない様には思う。
でも彼の様な選手が4年後には11人いたって不思議じゃない。
日本のサッカー人はもっと自信を持っていいんだ、と思える様になった。
それは本田や今回のメンバー達が4年間見せてくれたプレーのお蔭であり、
その4年間があったのは過去4回のW杯での戦いと、釜本、カズ、ヒデ、
Jリーグの20数年、日本リーグ時代、メキシコ五輪・・・
全ての積み重ねあってこそなのだ。


そのセリフは聞き飽きた、と言われるかもしれないけど。
そう。間違いなく。サッカーは続いていく。

まだ何も終わっちゃいない

2014年06月20日 23:10

2014 FIFA WORLD CUP BRAZIL
グループC 第二戦 エスタジオ ダス ドゥナス
日本 0-0 ギリシャ
得点 日本;
    ギリシャ;


コートジボアール戦のエントリで
「8年前とは違う日本代表がみたい」
と書いたのがフラグになってしまったかのように、
ますます同じような展開に近づいてしまった。


何やら早くも今回の代表の総括を始めそうな勢いのメディアも
あるようだが、冗談じゃない。
まだ何も終わっちゃいないし始まってもいない。
次のコロンビア戦に勝負をかけるのみ。
本田が言っていた通り、こういう短期決戦において批判は
全て終わってからでも十分間に合うんだから。


あれだけJで決めまくって自信満々の大久保ですら、あの
シュートを決められないのだからワールドカップという舞台は
物凄いプレッシャーなんだな、というのは改めて分かった。
初戦でそのプレッシャーからバランスを崩し先発を外れた香川は
少し以前のフォームを取り戻した様に思える。
コロンビア戦では先発復帰してまず点をとって欲しいな。


今野の2大会通じて初の先発出場には、色んな思いが巡り嬉しかった。
内田の1試合通じての攻守での全力プレー、踏ん張りは観ていて
熱くなった。
選手達は4年間で築いた日本のサッカーを表現しようと頑張った。
が、それでも結果が出なかったのは残念だった。
次節こそ、彼らがやり切った上で相応の結果を得てほしいと思う。


一つだけ不満に感じたことを言うとすれば。
前半でギリシャに退場者が出てしまったことで、より難しい
ゲームになったのはザッケローニ監督にとっても想定外だった
とは思うが、10人になる前からギリシャのカウンターは左程
怖さが無かったのを考えると、遠藤はやはり先発で出すべき
だった、と思う。これを結果論とは思わない。
何しろ勝たなければならない試合なのだから。


しかしギリシャは負ければ終わりなのに、極めて消極的なサッカー
をしてきた。正直個人的にはクソ、とも思うのだけれど、彼らは
彼らで信念持ってあのスタイルを伝統的に続けているのだな、
とも一方では理解する。
その代りここまでやっといてコートジボアール戦負けたら許さねーw

この試合についてリネカーやらシアラー、ファーディナンドが
BBCでボロクソに言ってた様で、まあ気持ちは理解できないことも
ないが、うるせーほっとけ、と言いたい。
あんたらヨーロッパの人間はギリシャと試合したらこういう試合に
なるって、嫌程知ってるだろうに。
日本以上に厳しい状況の自国のことについて語るべきでは?

悔しいな、ちくしょう。
もうこうなったらコロンビアに勝つしかないよ。ほんと。

8年前とは違う、日本の成長がみたい

2014年06月16日 22:15

2014 FIFA WORLD CUP BRAZIL
グループC 第一戦 アレナ ペルナンブーコ
日本 1-2 コートジボアール
得点 日本;16’本田
    コートジボアール;64’ボニー、66’ジェルビーニョ


ただただ悔しい。
何が悔しいって、日本代表がやりたいサッカーが全く表現
出来なかったこと。
8年前のカイザースラウテルンでの悲劇を思い出したけれど、
あの時とは全く違う。
今回はしっかり築き上げたスタイルがあった。
それだけにその片鱗すら出せなかったことが悔しいのだ、
と思います。


ここに素晴らしくこれ以上は無い試合のレビュー記事があります。
見れば一目瞭然。日本のストロングポイントの左サイドを
崩す為に、ラムシ監督は90分を上手く使った、と分かります。
一方日本は攻めの姿勢でここまでの親善試合で結果と自信を
得てきており、そういう相手の狙いがあったとしても押し切る
だけの勢いがあった筈なのに、この大一番でゲームに慎重に
入るのは仕方ないことですが、どこかスイッチが入りきらずに
リズムを掴めず、らしくないミスも多く受けに入ってしまった。
そしてスイッチを入れる為、キッカケにしたかった遠藤の投入は
結果的にコートジボアールの狙いを加速してしまった。


試合中は雨で気温27度、湿度77%のコンディション。
ここまでフロリダキャンプからコンディションをしっかり作ってきた
筈なのに、どうみても選手達の体が重そうで、初戦の緊張や
プレッシャーからなのか、前半35分過ぎで多くの選手の足が既に
止まっていました。
普段は余り無い筈の本田・香川のところでのパスミスから
ショートカウンターを許す場面が多く、その際に高い位置
にいる両SBやボランチがスペースを埋めるべく戻るところで
かなりの体力が奪われていたのも一因と思います。
結果的にペースを掴む為にプレスに行くこともできず、
ラインが下がってしまった。
ポゼッション率39%では今の日本代表の戦い方は出来ません。

肝心のザッケローニ監督にも混乱がありました。
失点で大久保の投入をキャンセルしている間の2失点目、
その後香川と岡崎のポジションチェンジかと思いきや元に戻し、
本田1トップや終盤の吉田の前線投入してのロングボールは
ここまでの準備でやってこなかったオプション実行には疑問が
残ります。


正直かなり重い雰囲気が漂っています。
グループリーグ初戦負けたチームの突破率は9%と言われてます。


でも、冒頭に書いた通り8年前とは築き上げたものが違う。
あの時から成長した日本代表が見たいし、コンフェデでは今一歩
表現しきれなかった日本のスタイルを世界に見せつけて欲しい。
絶対やってくれると信じてます。


無力ではありますが、TVを通して応援するのみ。

世界はサッカーで繋がっている

2014年06月13日 22:48

2014 FIFA WORLD CUP BRAZIL
GROUP A 第一試合/アレナ・デ・サンパウロ
ブラジル 3-1 クロアチア
得点 ブラジル;29’、71’ネイマール、91’オスカル
クロアチア;11’OG



昨日は夜飲み会で就寝が1時だった。
が、何とか起きて殆ど寝ぼけてたけれど、無事開幕戦を観れた。

何と言っても日本人にとっての注目は西村、相楽、名木の
日本審判団。笑顔で入場するシーンを観て、非常に誇らしい
気持になった。PKの判定は色んな立場の人が色んなことを
言っているけれど、仮にノーファールならそれはそれで逆の立場の
人が騒ぐことになるだけで、誤審等というものではなかった。
ジャッジもいつも通り毅然とした態度で明確に表現しており、
とても良かったと思う。

実は今年の12節のドーム熊本戦をこの3人で裁いている。
この試合私は現地観戦していないが、昨年のレコンビン祭りの
試合でも西村さんが主審だった。あの試合ではレコンビンを
前半で退場にしてくれましたが、あれも妥当なジャッジでしたし、
何よりも我々の様なアジア極東の2部リーグで16位に彷徨う
チームでも、西村さんを通じて世界最高峰の戦いと確実に
繋がっているのだな、と実感出来て嬉しかった。


でもこの試合で我々がより繋がりを感じるのはフッキの方でしょう。
まさかアジア極東の2部リーグで16位に彷徨うチームにいた
選手が、セレソンの7番を背負って母国での開幕戦に先発で出る
なんて、彼がいた頃の自分に教えてやりたいな。


フッキと言えば06年11月のアウェイ日立柏。0-2から3点取って
ひっくり返したゲームで、1点目はフッキのキープから相川が決め、
2点目はその相川からのパスをフッキが決め、その後のマシンガン
パフォーマンスで心を打ち抜かれた!そして最後は西谷のクロスを
元気が決め、昇格目前の柏に快勝した試合だ。
日立柏というピッチの近いスタジアムで観たフッキのプレーは
凄かった。パワー、テクニック、体幹の強さのどれもが当時から
図抜けていた。でも彼がプレーしていたのはアジア極東の(ry

何より彼と絶妙なコンビを見せていた相川は今群馬で会社員に、
元気は地元山口でU-18の監督に、彼のゴールを数多く演出していた
スナは37歳になる今年もチームの中心選手だったりする。
セレソンとなった彼がそのことを知ったらどう思うのかな?
それだけで人生はとても面白いと思うし、何度も言うが
サッカーの世界はやっぱり確実に繋がっているということを、
ファンという立ち位置で観ている我々もまた、選手と同じく様に
強く共感出来ることの幸せは果てしない。
サッカーを好きで、コンサドーレを好きで良かった、
と再確認出来る試合になった。

ネイマールとオスカルのゴールは美しかった。
まさかの位置からまさかのコースを狙う二人の技ありシュート。
そして流石ブラジル、開幕戦のプレッシャーの中、不運なOGで
先制されても、プレスのきつい難敵クロアチアを見事逆転で破った。

個々のプレー、駆け引き、勝ち負けは勿論、選手の情熱や
焦りや苛立ちすら。そして歓喜の瞬間。
その全てを楽しむことの出来る、32日間の世界中を熱くするお祭り。
しかもその舞台は決して遠い景色では無く、手が届くのだ。


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