ユーロ・オモロー

2008年06月18日 23:11

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ユーロがおもろい。



連日、2試合を録画し帰宅後に延々と見てます。


どうしても結果を知った上でみることになるのだが、それでも楽しい。
ワールドカップよりも各国の「本気度」が高い気がするのだ。
試合の当事国のファンが行きやすいから、会場の雰囲気がいいのもあるし、
選手のコンディションも移動距離とか時差とかが少ないから良いだろうし、
なにより、欧州内での様々な歴史的な敵対心・因縁からなるものと思う。



ここまで見た中でのベストゲームはなんといってもグループリーグ最終節のトルコ×チェコ!


前半先制したチェコはカンペキな内容、後半トルコが盛り返したもののエムレの負傷退場のスキを突いて狙い通りのカウンターからプラシルの見事なボレーで2-0、完全に勝負あった、と思いきや
アルダ・途中投入のサブリが前線をかき回し、SBから中盤の捌き役に回ったアルティントップの活躍で1点、そして右サイドからのクロスをなんと名手チェフがポロリ、これをしっかり詰めていたニハトがゴールへ流し込み87分に同点、そして89分にはまたもニハトが得点し逆転という、まあなんとも「トルコらしい」激情的な試合となった。
チェコは2点目を取った後、ポラークがあわや3点目というシーンがあり「これを決めていれば」の試合だった。
それにしても、試合後のチェフはもし自分が側にいたならば、言葉は通じなくても「慰めずにはいられない」であろう表情をしていた。



次点としてはスペイン×スウェーデン(リーガ好きの贔屓はかなりあるが・・・) 。


同点から後半ロスタイム、スウェーデンのCKからスペインの自陣からロングフィード、これをビジャがうまく処理してDFをかわし、劇的な勝ち越しゴールでグループリーグ突破を決めた。
前半のシルバからのわずかなスキを突いた浮き球パスを、F・トーレスが足裏でダイレクトで叩き込んだゴールも見事、 同点に追いついたイブラヒモビッチのゴール前での落ち着いたシュートもこれまた見事。 前半はスペイン、後半はスウェーデンの支配したスリリングな展開も素晴らしかった。



ベストゴールはオランダ×イタリアの2点目!
オランダがカウンターからジオが左サイドでボールを受けると、全力ダッシュでスペースへ走る逆サイドのカイトへ、高速スーパーロングパス、それをゴールエリア右でダイレクトで中へ返すと、
これまた全力ダッシュで走りこんだスナイデルがダイレクトでボレーシュート!
しかもそのシュートはブッフォンも「まさか」の閉じていたせまーいニアへ!!!



このゴールに関して言えば、パスの精度、シュートの技術もさることながら、あんだけスーパーな選手達がディフェンスからオフェンスに切り替わった瞬間、相手ゴールに向かって全員(!)一心不乱に全力ダッシュする姿には感動せざるを得ない。



それから2試合目で予選敗退が決まってしまったスイス、首の皮1枚のオーストリアの開催国の試合も、 内容的な差はあったものの、物凄く気持ちが入ったいい試合だった。
あのドイツに怯むことなく堂々と立ち向かい、2-1 で勝利したクロアチアの戦いぶりも強い気持ちが感じられた。



どの試合も、画面からにじみ出てくる「分かりやすい」程の気迫が観ているものを駆り立てるし、
それが他国の試合にも関わらず感動を呼ぶ要因なんだと思う。



それに比べて今の日本代表の試合はどうだろう?
猛暑のオマーン・タイとのアウェー連戦は苦戦だったが、最低限の結果は得たし、
コンディション的には本当に大変だったと思う。
けれど、ユーロの各国の選手の溢れ出る程の気迫を見せられてしまうと・・・ね。
これが「世界との差」かな、と思う。日本人独特の内に秘めた強さと言う人もいるけどね。
そういう意味では大久保のアレもアリかな、と思う。
ま、あんな堂々とやっちゃダメだけどw



そうなってくると、我が札幌なんかもっと厳しい目で見ざるを得ない。
怪我人も続出、負のサイクルにはまってしまって、雰囲気としてはかなり最悪に近い。
そんな中ついに練習生のアンデルソンが加入、日本人選手の補強も待たれるところで、中断期間でなんとか切り替えて欲しい。



ただ、そんなことよりまずは今いる奴らが全力で走って、気持ち見せろよ、と強く言いたい。
正直、J1の舞台で気持ちだけでなんとかなんておもっちゃいない。
けど、まずはそこからでしょう?
去年のように必死で体を張って、シュートブロックして、ボールを奪って、なんとか1点を守りきるサッカーを取り戻さなければならないと思う。今年も序盤戦はそれが出来ていたし。



なんて、偉そうにいいながら29日の大阪戦は日曜のナイターということで深夜バスでも翌日の出社に間に合わず、残念ながら参戦出来ませんが、千葉戦、新潟戦は参戦するつもりです。









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これが・・・ムービングフットボール・・・

2008年06月11日 00:36

2008 ヤマザキナビスコカップ
東京V 2 - 4 F東京 国立/12,257人
得点 FC東京;16' カボレ 43' 45' 76' 平山
    東京V;11' 廣山 19' フッキ




久々に土日予定が無く、決勝ラウンド進出をかけた東京ダービーに出かけた。
東京は名古屋戦、清水戦と観戦し運悪く「調子の狭間の試合」に出会ってしまった為、
噂の城福サッカーを堪能できずにここまで来ている。
この大事な一番、しかもダービーでそれが見れたらいいな、と熱い期待を胸に、
ゴール裏ではなくバックスタンドで今日は観戦。



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開始40分前に到着。しかし東京ゴール裏以外はガラガラ。
メインは団体以外ほとんど皆無、ベルディゴール裏なんざ、いやはや悲惨な感じだ。


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バックスタンドもほぼ東京ファンが占めており、正直、これでは張り合いが無い。





東京はGKに萩、CBはモニ・フジのナビスコ決勝コンビ、右に椋原、左に徳永。中盤はエメ・梶山・ブルーノ・羽生、FWはカボレ・平山の2トップ。
ベルディはブラジル人トリオの一角ディエゴが不在、替わりに飯尾が左MFに。CB土屋も出場停止で代わりに富澤が先発。



前半、東京がワンタッチ・ツータッチのパス回しでベルディを圧倒するも、ベルディは返す刀でカウンター、フッキ・レアンドロ・広山が鋭い攻撃を見せる。
これに対し、東京はモニ・フジ・そして萩の対応が悪く危険な匂いを漂わせていた。



すると、11分にゴール前のルーズボールを萩がフッキと交錯、そのこぼれ球を広山に詰められ、ベルディに先制を許す。ベルディにとってはこれが、ナビスコ予選リーグ初得点だったとか。。。
このシーン、萩の飛び出しも微妙だったがフッキと右サイドで1対1になったモニの対応がまずかった。簡単に中にドリブルで入られ、決定機を許してしまった結果だ。



しかし東京は16分、梶山からの前線へのスルーパスにカボレが鋭く対応し抜け出し、ゴールマウスを飛び出した土肥と1対1、浮き球だったがこれを冷静に処理し、ループ気味に土肥を交わした見事なシュート。良い時間帯に同点とした。




ところが直後の19分、フッキとの1対1をファールでしか止められず、そのFKをフッキが見事な「ブレ球」でゴールネットに突き刺し、再度ベルディが勝ち越し。



このゴールは萩のせいではないが、実はアップの時点からなんか微妙で、結構ファンブルしたり。
前半「そこはキャッチだろ」ってところで中途半端にパンチングしたり、パントキックが何度もラインを割ったり。 とにかく不安定だった。
一方モニは1対1でとにかく勝てない。読みなのか、スピードなのか、振り切られファールでしか止められない。確かに相手はフッキ、レアンドロという強力FWではあるんだけど、エメを昔は止めてたんだからねえ。。。
フジに関して言えば、負けてはいなかったけど「相手が悪い」。フィジカルでガチって来る相手だと流石に体格差がきついよね。




前半終了間際にセットプレーから平山が同点ゴール、なんとか2-2で折り返してヤレヤレ。
まあそれでも、攻撃は見ていて期待が持てる内容だった。FWとMFが皆ポジションチェンジをガンガンして、 ボールも人も動いて「みんなでボールを前に運んでいる」ってのが良く分かる。
そして、後半は色んな人が覚醒したのか、今の東京を象徴するようなゲームとなる。




後半開始直後、いきなりクライマックス!カボレが右サイドで華麗にすり抜けるとゴール前へ突進し
ゴール前に飛び込んだ平山へグラウンダーのクロス、これをしっかり決めて3-2。開始58秒である。


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もはやスタジアムは「平山祭り」の様相に。そうするとこの後31分にも替わって入ったナオの右からのクロスを今度は頭で見事に決め、盛り上がりはピークに。
内容的にも完全に東京が支配。ベルディは4失点のショックも大きく、もはや意気消沈。



こうなると東京サポも余裕のよっちゃん、ファールをした福西に「クソッタレ」コール、土肥には「どーい、どーい、4失点w」(土肥は「うるせえ!」って手を振って怒ってたw)
大脱走のテーマで「オレ、青と赤~一生青と赤~、オレ、青と赤~緑がだいっきらい!東京!」とか、ベルディを煽りまくるだけでなく、
試合中にも関わらず「カップを奪い取れ~」(4年前を思い出す)のチャントが飛び出すほど。



そして試合終了。見事、予選リーグ突破。そして今年のダービー3連勝、である。



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一番左にはJFK監督が笑顔で挨拶に来ていた!



初めて噂のムービングフットボールを堪能した。一言、非常に面白い!
ただし、梶山が絶対的なキーマンかもしれない。後半から低い位置取りで驚異的なボールキープをし、飛び出していく羽生・エメ・ブルーノ・ナオらとのバランス取りが効いていたし、奪われたら危険、と思われる位置であっても彼なら何とか前を向いてくれる、という感じでDFラインから預けられるシーンも多かった。
梶山がいなければ、ここからハーフカウンターを喰らう可能性が高くなる気がする。
またカボレもそのキープ力と体をうまく使ったポストも、ポゼッションを高め、飛び出す選手を動かすきっかけ作りとして良く利いていた。




札幌サポとしては久しぶりのブルーノさん。浅利のようにアンカーとしての役割・・・と思ったが、確かに守備の局面ではブルーノがうまくアンカーになるのだが、攻撃へ転じた際には梶山以上にブルーノが上がり攻撃へ参加しする。
札幌時代はオーバーラップなんてほとんど見せなかったけど、三浦サッカーだったからか。
こういう側面もあるのね、ただ、札幌に今年残っていてもこういう使い方は出来なかったろうな。そういう意味では彼にとっては今のところ良い移籍だったのかもしれない。



萩は前半と後半では人が変わった様に良くなった。まあ、緊張してたんだろうね。後半はプレーに迷いが全くなかった。これなら期待できる。是非もっと塩田を後ろから煽って欲しい。




そしてなんといっても平山である。
前線でのチェイシングもサボらず頑張っていたし、戦術なのかボランチの位置まで下がってきてボールを貰い、捌き役までこなし、時にはサイドに張って、ドリブル突破を試みたり・・・終盤のベルディのセットプレーでは尽く競り勝ってボールを弾き出し、真の大活躍。「平山DAY」であるw
そういえば、バクスタの周りの方が試合前、「ベルディも平山にハットトリック決められたら屈辱だろうなあ」なんて、平山の方がよっぽど屈辱を感じるであろうコメントを発せられていたが、まあ僕自身まさかこんな日が来るとは
全く予想もしていなかったので、その時は横耳で聞いて「同感」と思った。スマンw



ただ、彼ってボールを触ってリズムを出すタイプなのか、カボレが飛び出しを得意としているだけに
連携という意味ではもう少し前線でどかっとしているべきなのかと思う。
それ故、去年のように2トップの相方が赤嶺やルーカスだと合わないし、1トップなら尚更。
カボレがFWとしてはオールマイティーで、この日に限っては平山の引き立て役となり、バランスを取ってくれた故に巧くいったのかと思う。但し、以前述べた通り、高校時代のプレースタイルから考えるとそんなにポストプレーは得意なタイプじゃない(この日は非常にうまくこなしていた)訳で、そういう意味では確かに使いづらいFWになってしまっているのかもしれない。




そして余計なお世話だが、ベルディの選手・サポについて。
フッキは確かにスーパーなんだけど、全ての接触プレーに対し、審判・敵・味方へ怒りをあらわにする。 もういい加減成長したら、って思う。正直、見苦しいよ。レアンドロも同様で、なんかイチイチめんどくさい。それが出来ないなら、彼が以前言ってた通りJではプレーしないほうが良い。


あとベルディの完全分業型のサッカーでは未来がないね。ベルディっぽくないし、つまらない。
(それ以上に未来が無いような気がする札幌サポに言われたかないだろうが)



それからベルディサポのあまりの少なさと、「あえてダービーであるということを無視するような」雰囲気には心底がっかりする。こっちは盛り上げるべく?煽ってんのに、「バカは相手にしない」的なしらけた匂い、いや、 「分が悪い戦いはしない」って感じで、それじゃあ折角のダービーも盛り上がんない。
それでいて、試合後ベルディサポが乱入してきて問題になったとか?
(これは、試合後にしつこく東京側が煽りすぎたって点も否めないけど)



まあ、ベルディがどうなろうがいいんだけど、ダービーてのはリーグ戦の他の試合とは違ういい緊張感があるし、負けたら死ぬほど悔しいし、勝ったらそれは盛り上がるし、ダービーがある幸せ(勝てばね!)は変え難いものがある。でも、同じ街のチームとしてのお互いの意地のぶつかり合いだからこそ成り立つんであって。
この日も当然、内容的にも雰囲気的にも楽しかった。でも、東京側が勝手に盛り上がっている感じに
なっちゃっているのもねえ。折角復活したダービーなんだから、ね。



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