今週も3試合。それから大伍と札幌の未来について。

2010年10月25日 23:26

今週も東京、バルサ、札幌の順で試合レビューをまとめてどうぞ。




2010 J1リーグ戦 第27節
FC東京 1 - 1 新潟 味スタ/23,074人
得点 東京;61'梶山
   新潟;45' マルシオリシャルデス




いやー。「またか」のロスタイムPK。
しかし今回は仙台戦の汚名返上、権田の見事なPKストップだった。
ただ、これを持って「勝ち点1を拾った」と言ってしまうのでは降格するチーム。
まだ負のバイオリズムを断ち切れてない。


いつもながら東京は見事な序盤の入り方をしながら、ゴールが奪えず。その内ペースを握られ
この日は危険な位置でM.リシャルデスにFKを与え失点。
要は「そこで点さえ取れれば」一気に流れが変わる気もするんだけれど、どうもその気配は無い。
まあ仙台戦もそういう感じで先制しながら、前半の内に追いつかれたりしてたから、どうなんだろ?


但し、梶山の復帰は大きい。この日の動きを見る限りほぼ問題の無い動きをしてた。
羽生も完全復調とは言えないが、まずまず。あとはベンチ入りしたヨネが戻って、
徳永をSBに戻せれば・・・っと、そんな簡単な話では無いか?
守備陣はまずまずだったと思う。梶山復帰で森重がCBに下がり、迷い気味だったヨングンが下がったが
森重はボランチの時中盤に結構スペースをあけてしまうので、やっぱCBの方が良いのかも。



ところで西大伍である。
完全にJ1使用のプレーヤーだった。しかもSBとして守備もしっかりこなしつつ、新潟の若干変則的な
ポジショニングを見事にこなし、ゴール前への飛び込み、連携からサイドから中へポジションを移したり
しっかり新潟で良いトレーニングを積んでいるなあ、と。
成長できる環境に身を置く事で、彼も良い進化を遂げているんだと改めて実感。


正直な話、札幌がJ1に今年昇格でれば、すんなり大伍には戻ってきて欲しいと思っていた。
けれど、母船が今期も一向に浮上する気配の無い現状。
このまま完全移籍の決断でも止むを得ないし、むしろプロなら「そうすべき」とも思う。



もしそうなるとすれば、札幌にとって初めての「ユース出身者を完全移籍させての移籍金獲得」
になるわけで、プロビンチャのチームとしてのビジネスモデル確立への、歴史的な一歩にもなる。
サポの立場でこんなことを言うと、何だか冷たい印象を受けるかもしれないけれど、
本音ではどの選手にだって皆ずっと札幌に残って札幌のためにプレーして欲しい。
けど、奇麗事かもしれないけど、大伍がJ1のチームで成長して、評価が上がることは札幌、
札幌ユースの評価を上げることになる。
そして何より彼がステップアップすれば、やっぱ嬉しい。山瀬や今ちゃんの場合とは訳が違う。
ユースっ子だもん。


幸いにもAFCU-16選手権には札幌U-15から3人も日本代表に排出出来た。
これは本当に誇るべきことである。昨日の試合ではユース2年生の荒野くんが
J初出場を果たした。
ある意味では札幌の未来は非常に明るい。
そして、その貴重な財産をどう活かすかによって、その明るさも大きく変わる。



リーガ 10-11シーズン
第8節
サラゴサ0-2バルセロナ
得点 サラゴサ;
   バルセロナ;41'、66'メッシ



ホームサラゴサの5バックの奇襲戦法に対し、バルサはなんと往年の3-4-3システムで対抗。
アビダル、プジョル、ピケの3バック(昨年よりブスケッツがリベロ的ポジションに入って
3バックをやることは多いけれど)、ブスケッツがアンカーで左にケイタ、右にアウベス、
トップ下にメッシ、FWは左からイニエスタ、ビジャ、ペドロ。
実に面白かった。結果、中盤を制圧しゲームを支配。ボール支配率も7割近く
(サラゴサに退場者が出たのもあったが)を占めた。
シャビ不在、ゴール前を固めてくる相手に対し、より自分達のボール支配を強め、
ゲームをモノにする彼らの凄さを改めて確認した。


昨年もそうだったけど、今年もケイタは素晴らしい。完全なレギュラーではないけれど、
運動量しかり、守備は勿論、機を見てのサイドへの張り出しやゴール前への飛び出し、
イニエスタ、シャビとはタイプが違うが、それがまた良いアクセントに。
これでトゥレ・ヤヤも残ってくれれば、中盤の層は万全だったんだけど。


んで、この日もメッシが2ゴル。但し気になるのはビジャとペドロ。
相変わらずの決定力低下ぶり。あのいとも簡単にゴールを決めていた2人が、である。
ビジャの場合は焦り、ペドロに至っては何か09-10シーズンに忘れ物をしてきた
ような。早めにこの2人が決定力を取り戻さないと、レアルを追うのは厳しい。
去年もイブラが思うように点取れず、結果メッシの得点力に頼り過ぎるゲームが多かったが・・・



2010 J2リーグ戦 第31節
富山 0 - 2 札幌 富山/8,412人
得点 富山;
   札幌;18' 内村、53' 上里


今年見た札幌のゲームの中で一番良かったかな。
得点力は相変わらず、またゴール前で精度の要求されるところで組み立ての意思疎通が微妙にズレてるけれど。
こういうサッカーなら、こちらのモチベーションも間違いなく上がってくる。
ただし、29試合もやってようやく連携が取れてきたなんて、遅い、遅すぎるww
この位の試合は序盤で見せてくれなきゃ。
だってJ1を目指すチームなら、ここから精度を上げてって、終盤でどこまでJ1仕様に出来るか?でしょう?
広島だって、セレッソだって、そうやって今J1で躍動してんだし。



もし来年序盤からこれ以上のサッカーを見せてくれるのなら、もう一年ノブリンに預けたい、と思った。
ついにはヤスも離脱し、三上くんや荒野くんをメンバーに入れる厳しいメンバー構成ながらのこの内容なのだから。
1点目は今年はこういうゴール無かったなあ・・・というウッチーの見事なプレスからのラッキーゴール。
昇格年のダヴィのGK股抜き?ゴールとか、去年だったら上里のスーパーロングゴールとか、ダニーの弾丸ゴールとか、
1年に何度かはインパクトのあるゴールが見れたんだけど、今年はそういうのも無かったからなあ。
2点目はスナの見事な「顔フェイント」での突破から、最後は上里が3列目から飛び込んでの「オシャレヒール」。
相変わらず不用意なミスパスも多いけれど、見事な飛び出しでした。
まあ繰り返しになるけれど攻めの連動性が出てくると、やっぱり見ていて楽しい。


守備面でも吉弘&石川のCB、フジと西嶋のSBでの連携が取れてきて、大分安心出来るようにはなってきた。
そして高原の高位安定のセービング。いつもながら見事。
そしてそして芳賀の運動量。もうただただ感心するしかない。ケガしてんのになあ。





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辛うじてバルサは勝ってくれた

2010年10月19日 23:23

毎週末、私が応援する札幌・東京・バルサの3試合をTV観戦は必ず観戦する。
バルサが強いので3タテ食らうことは無いけれど、今節は危うかった。。。
今年札幌・東京は非常に苦しいシーズンなので、ダブルで負けることも多く
そうなるとほんと精神的にしんどい。
今年はバルサも厳しいシーズンになりそうだから、困ったなあ。。。



さて、観た順にレビュー。


2010 J2リーグ戦 第30節
札幌 1 - 1 甲府 札幌厚別/6,010人
得点 札幌;49' 三上
    甲府;28' パウリーニョ



そろそろ厚別には行こうと思いつつ、なかなか腰が上がらない。
ていうか、ヨメに「サッカー行きたい」って言いづらい。双子も1歳にはなったけれど、
色々大変なのです。
そのうえ下の子が週末から原因不明の高熱が続いており、決定打。
最終戦くらいはせめて行きたいもんだなぁ。


前半しか見ておりませんが、ここ数試合で一番の出来ではなかったかな?と。
古田も宮澤も征也もキリノも誰も彼も怪我でいないけれど、攻撃面の連携が大分スムーズに。
正直おせーよとも思うけど、ああいうサッカーを見せてくれれば、順位とか関係なしに
気分も高揚するもの。
守備面は物凄く踏ん張っていたとは思うんだけど、今年ここまで「安心してみていられる」
ことは一度も無いよなあ。いわゆる常にギリギリの守備。
まあ甲府相手にそれが出来ればこんな順位じゃないさ。



しかし三上くんの落ち着きったら素晴らしい。トップの選手達よ、彼のプレーをどう思うよ?
(失点は彼のミスからだったけどさ)
夜ダイジェストで得点シーン観たけど、いつぞやのガンバの全員ボールタッチして得点した試合を
思い出したよ。その割に何だかバタバタしててぎこちなかったけど。
長いシーズン、ここに来てホームでようやく連動したプレーを魅せてくれた、そんな気も。
最後にあそこにいた三上くんが素晴らしい。
そういえば前回厚別参戦した帰り東西線で彼と同じ車両だったけど、ほんと素朴な青年だったな。


まあ、今の札幌なら引き分けで御の字なんだろうけど、そう言うしかない状況にまたイラ立ってしまい。
今年に関しては、色んな思いがあって、どうしてもこの不甲斐なさを受け入れられない。
だから家族に迷惑掛けて、無理してまではスタジアムにいけないんだな。
これは自分自身の問題だって分かってますよ。


後半見なかったのは、裏天王山があったから。


2010 J1リーグ戦 第26節
仙台 3 - 2 F東京  ユアスタ/17,182人
得点 仙台;30' 梁、86' エリゼウ、90' フェルナンジーニョ
    東京;10' 大黒、52' 平山



いやー、降格争いをするチームが「一番やっちゃいけない試合」をやってしまった。
86分まで、完全に東京が勝つゲームだった。
試合後は暫くTVの前で呆然とし一人ごちて、権田を責める気持ちでいっぱいだった。
が、彼に助けられた試合はこれまでどれだけあったことか。
湘南戦のMVPは彼だった訳だし、それはすぐに思いなおした。
但し。チームがこういう状況になって、権田も大事な場面で若さが出てしまっている面も否めない。
GKって滅多に変わるポジションじゃないだけに、GKを変えるってのはチームの雰囲気への影響も
それなりに大きい。
という意味では、ここでこそ塩田の出番じゃないかな?と思った次第。



相変わらず東京の攻めは良かった。
悩めるエース大黒が先制、久しぶりの平山弾で突き放したのも良かった。
ナオが若干マークがきつくなっているのか、仕事が出来なかったが、代わりにリカはキレてたし、
途中投入の祝復帰の羽生も、さすがゲームの流れを変える彼らしい仕事振り。
結局札幌同様、守備なんだよなぁ。。。
今ちゃんがいながら、何故??


最後の逆転ゴール、赤嶺がお膳立て。神様ってちゃんと演出するんだな、って
それもまた残念過ぎる事実で、ほんと暫く呆然とするしかない、ショックな敗戦だった。
ただ、前を向くしかない。信じて応援するしかないな。


そんな2試合を見て、「もう俺を癒してくれるのはバルサしかいない」と思い深夜のリーガ。



リーガ 10-11シーズン
第7節
バルセロナ2-1バレンシア
得点 バルセロナ;イニエスタ プジョル
    バレンシア;マテュー




これがまた好調バレンシアが前半一方的にゲームを展開。
早いプレスから素早く攻守を切り替え、ワンタッチでのスムーズな攻撃でソルダード、バネガ、P.フェルナンデスが
バルサゴールを攻め立てる。
まあ代表戦後のバルサはいつもこんなもの、と思いつつも前半25分位まではバレンシアのポゼッションが60%近く。
ここ数年でバルサに対しポゼッションで大きくリードするチームはほとんど観たことなく、しばし呆然。
バルサは解説の安永さんがずっと嘆いていた通り、前線の選手が足元でもらってばかりで動きだしが無く、
バレンシアの早いプレスで横パスが増えるばかり。
そして肝心要のメッシはボールを貰う動きが全く無く、ただただ相手マークでパスを受けることが
出来ない状況を受け入れるのみ。メッシは代表戦の疲れもあったはずで、この試合出たくなかったのでは?
と思ってしまう程、終始ほぼ何もアクションを起こさなかった。
何故ペップはフル出場させたのだろう??



マテューがこの試合何度目かのアウベスの裏を付いた突破から、マイナスのクロスを
P.フェルナンデスが押し込み先制。
その直後にもバネガがバルデスと1対1の場面。ここで出たバルデスのビッグセーブが無ければ、
この試合は間違いなく決まっていた。



後半早々にPA前密集地帯をイニエスタがドリブルからのシャビとのワンツーで抜け出し同点し、形勢は一変。
その後闘将プジョルの闘将ヘッダーが飛び出し逆転。これだからサッカーは恐ろしい。
結局そのまま逃げ切りバルサが何とか勝ちきった。


あー危ないとこだった。
もしバルサも負けてたら、今週仕事にならなかったかも。

ザックは先生ではなく、上司かな

2010年10月14日 23:10

国際親善試合 ソウルワールドカップスタジアム
韓国0-0日本
得点 韓国;
    日本;




まあ勝てなくて残念だったけれども、今の日本の実力だとこんなものかな?
内容的には日本を評価すべき試合。どアウェイだったことも加点して、だけど。
松井のクロスに対する韓国のハンドは親善試合だもの、まず取らないよな。


改めて長々とレビューを書くのもシンドイので、気がついたポイントを箇条書きで。


・韓国が序盤にゲームの主導権を握る為に良くやる鬼プレス。日本は寝起きが悪いので過去
これで飲まれてしまうことが多かったけれど、この日は落ち着いて「まあこんなもんだろう」
てな感じで、相手がペースを落としてくるのを見計らってた。
これも南アでの経験値ゆえのものだろう。


・アルゼンチン戦のエントリで
「3日程度のトレーニングで監督が与えられるものは無いに等しく、勝利の功績はほぼ選手のもの」
というニュアンスのことを書いたけれど、その後見たレビューで誰かが書いていた
「ピッチの中央にブロックを作り、奪う際はサイドで」というザッケローニの決めごとについて、
意識して見ると非常に徹底されていることが良く分かった。
クロスを上げられるラインに相手に侵入されるまで、SBは比較的中に絞っていて、
守備に戻るウイングと共に警戒はしつつ、比較的相手にサイドライン付近は自由に使わせていた。
なんでプレスに行かないの?と思いきや、相手がブロックの固い中へ当てることが出来ず、作り直そうと
するタイミングで囲いに行き、ボールを奪うシーンが幾つか見られた。
とにかく中のブロックがしっかりしており、これはザッケローニの短期間実現した功績であろう。
以前は守備ブロックが横に間伸びし、中にもスペースを見つけられては中央突破を許したが、
相手をサイドへサイドへ追いやる守備は中々面白かった。



・守備面では今野の読みが冴えまくってた。今のところCB争いでは一歩リードだと思う。
アジアカップではトゥーリオとの「集まれー」コンビを是非期待したいww



・この日は前田のワントップ。久々に機能する「ワントップ」を見た。
まあ客観的に見れば4-2-3-1なり4-3-3のシステムでやろうとするなら、まず前田を代表に選出するよなあ。
その点で岡田監督の選手選考面での失策は今振り返っても大きい。2年遅かったよ。。。


・香川はマークされてたのと、少々雰囲気に飲まれてたかな?
さすがにそこまでの期待をかけては可哀相かと思うけどね。使われるプレーは相変わらずだったけど、
自分が持っている時にアルゼンチン戦のような思い切りの良いプレー選択は少なかった。


・遠藤は良い。ほんとに良い。もう代表には欠かせない。
自分が若い頃、彼のプレーの遅さにイラッとすることもあったけど、この年になるとあの円熟味、
おじさん好みのプレー選択がほんと、溜まらない。。。100キャップおめでとう。


・本田の存在感が今の代表において大きすぎることを改めて感じる。
この試合のようなお互いのプレッシャーがきつい試合において、攻撃がうまくいくかどうかは
本田がクサビのボールをキープできるかにかかっている。南アでもそうだったように。
せめてもう一人そのような基点になれる選手がいないと(香川は使われる方だし)。
その意味でやっぱり前田は貴重だなあ。


・この日の韓国は日本がしっかりブロックをつくっていたこともあり、全く怖くなかったなぁ。
サイドを強引にくるか、ロングボールばっかりで試合前に「日本のサッカーは時代遅れ」的なことを
言ってたヤツがいたみたいだけど「どっちがよ?」w
パクチソンがいれば・・・的な話もあったけど、日本における本田程彼に依存してないから
そう大きく試合展開が変わったとは思わないけどね。
ただ彼らとのフィジカルの差はたかだか10年単位では、大して埋まることは無いんだなぁ。。。と実感。
日本もフィジカルは多少強くなったんだけどね。


試合前・試合後のザックコメントを見るにつけ、選手をリスペクトし、出来るであろう仕事を
選手に任せ、その責任を取るある意味「会社での上司」のような役割であろうとしていることを感じる。
そういう意味では、日本人監督でありがちな「先生と生徒」の関係やトルシエの「軍隊式上下関係」でも無く、
オシムの「教授とゼミ生」の関係でも無いw
日本代表監督としては、全く新しいタイプの指導スタイルのように思える。
まあ、まだ就任後日が浅いので様子見しているのかもしれないが、
もし彼がそのタイプだとしたら、その意味でも日本代表も新しいステージへ上がることになる。
南アで一つの成功を収め、選手が自信を持った後というタイミングも含めて、非常に面白い監督選考だった、


・・・ともし後世語られることになったら面白いんだけど。

ザック初陣。「守備的サッカー」でブラジルへ行こう!

2010年10月09日 20:48

キリンチャレンジカップ2010
日本 1対0 アルゼンチン 埼玉スタジアム2002
得点 日本;岡崎
   アルゼンチン;




素直に面白かった。
親善試合ではあるが、「アルゼンチンに勝った」と世界に自慢しても
恥ずかしくない、内容も申し分無い勝利でした。



アルゼンチンはベストメンバーであるものの、コンディションの悪さは
手に取る様であったし、それ故の怪我での選手交代も多かったこと、
暫定監督は必死だったが、選手はどこかモチベーションの点でも問題があったように思え、
とにかく出来は悪かった。
チームも日本と違ってワールドカップからの連動性が感じられず。
前線ではテベスやメッシの感覚的な連携でワンツーとか出来るんだけど、
ビルドアップの場面では全く連動した動き出しが無く、名手D.ミリートやマスチェラーノも
出すところが無くこねくり回す始末。



但し、メッシやテベス辺りの個人技でパーっとやられて点を奪われ、後は
適当に流されてそのまま試合終了っと、っていう展開がこれまでの日本代表のパタン。



が、この日はワールドカップでの自信が上手く活かされ、且つワールドカップ時とは違い
「守る為に守る」のではなく、コンパクトな陣形で「攻める為に守る」姿勢で、
連携で崩されるのならともかく、個人技にはしっかりとチームで対応し
見事フルメンバーのアルゼンチンに勝ったのである。



今野・栗原・内田・長友のディフェンスラインと、遠藤長谷部の連携、
そして香川・岡崎の両ウイングの運動量の多いしつこいチェイス、そして川島のビッグセーブ。
3ヶ月前同様、チームとして見事な守備を見せると、そこから本田、森本へのクサビから
香川のドリブル、遠藤の落ち着いたしたボールポゼッションからの球出し、長友の運動量ある引き出し、
そこからのサイドチェンジに走りこむ内田、やはりゴール前は本田の積極性、
こぼれ球を後方より長谷部が狙い、森本と岡崎はゴールに近い位置でチャンスを伺う。
見事なカウンターを何度も何度も連発していた。



確か、ワールドカップ直前の親善試合の頃のエントリで、その頃の代表は
「カウンターのスピードが致命的に遅い」と書いた気がする。折角のカウンターのチャンスで
連動が遅く、スピードダウンしてしまっていたのだ。
ワールドカップ以後、特にこの試合では最後の前田のチャンスもしかり(中村憲がしっかり併走してた)
カウンターがそれなりに機能するようになった、と思う。



この日のMVPは長友でしょうかね?
何だか凄く張り切ってたし。足、速くなってるよねww
今野も代表でのCBの先発って記憶ないんだけど(あったっけ)、かなり落ち着いてやれてた。
香川は良かったけど、繋ぎのミスも多かったな。本田は何だか最近気負い過ぎで、らしくない。
遠藤は熟練だなあ。ミスもあったけど、このチームには彼のペースチェンジは欠かせない。
怪我さえなければ、4年後も・・・



さて、ザックである。
まあこの試合に彼が与えた影響度は、選手選考も含め大したものではないはずで
(たかが3日程度の練習でチームを大きく変えられるような監督はこの世にいない訳で)
この試合の評価のほとんどは選手に与えられるべきと思います。
が、ワールドカップ、その後の親善試合、そしてこの試合を観て、
個人的に何となく思っていることとして、今後日本は「守備をベースに戦うべき」
ということです。



かのトルシエには「日本には守備の文化がない」と言われたり、
ワールドカップ前には岡田ジャパンの守備について致命的な欠点をイタリアの指導者から
幾つも指摘されたりしてきました。
とかく日本代表は「決定力不足」を表面的な課題として常に言及されて来たものの、
真の問題点は「世界に通用する1対1と、組織的守備」だったと思います。



決定力不足については、実は世界のほとんどの国も同様の課題。
そしてそれを克服する手段としては、攻めまくってチャンスを増やすしかない、と良く言われます。
私もそれがベストと思ってました。
が、ワールドカップで日本代表には「点を与えない」という真逆の解決方法が浮かび上がってきました。



南アフリカでは日本は泥臭く守り、ワンチャンスをものにするサッカーを展開しました。
現状、得点を量産できるような選手がいない日本でありながら、皆さんは
4年後の日本代表がブラジルやスペイン相手に攻めて攻めて試合をリードするなんて、
想像出来ます?



私は、言うても「カテナチオがベースのカルチョの国」から来たザック新監督の下、
守備をベースとしてバランス良く攻めるという、チーム作りがもしも出来るとすれば
案外中期的な日本代表、日本サッカーの強化の方向性として、かなり良い線なのではないか?
と最近考えてます。



決して引いて守れ、というのでは無く、前述の通りこの試合のような「攻める為に守る」のが理想。
その為にまず世界に通用する守備を手に入れるのです。
日本には耐える文化があるでしょ?結構カテナチオでも行けると思うしw

愛するチームとスポンサー

2010年10月05日 23:28


こんな記事が。湘南も大変らしい。




私は仕事柄、会社の企業情報等は何かあればPCですぐに調べられます。
よくTVのバラエティなんかで「○○の父親は年商1億の会社の社長」
とか、「業界の風雲児となるか、○○の販売戦略」等とやっていると、
会社でヒマな時その会社の企業情報を叩いて調べてみたり。



結果正直な話、悪い言い方をしてしまえば「そうは言っても業況の厳しい会社だなあ」
という感想を持つ先が多いのが現実です。
「年商1億」と言えば一般の方からすれば聞こえは良いですが、その規模の企業であれば
今のご時世法人としての利益は百万でもあれば御の字でしょう。
役員報酬をたんまり貰っていれば個人として話は別ですが、その程度の利益では法人としての
収益性評価は当然低いし、役員賞与だって出せる状況じゃない。
そもそも年商1億の企業なんて(年商だけでみられたとするなら)金融機関における優先順位は下位。
(生産設備や店舗等の固定経費の掛からない業界、情報ビジネスやコンサル、
技術販売系の企業なら利益率も含め話は別)


一方で年商がその10倍の10億だろうが100億だろうが、上場していようがいまいが、
財務内容(BS)なり利益体質なり(PL)、業界環境なりでは年商1億の企業が100億の企業より
優先されるケースもあるわけで(資産や抱える社員等、図体のデカイ方が当然身動きも取りづらく
リスクが高かったり)、企業において大事なのは売上じゃなくて、中身なわけです。



そういう意味で、この記事の日本振興銀行系の5社を調べてみると、上場企業ばっかですげーな、
と思いきや、5社中ゴーイングコンサーンが出ている先がなんと3社。
業種もエステや英会話教室等、勧誘販売法等で問題になりがちな業種先でもあります。



昨年までの大分もそうでしたね。正直怪しげな企業が軒並み胸スポになり、言い方は悪いですが
「よくもまあこういう会社ばかり次から次へと・・・」と。
さすが溝畑さんだなと思ってました(これはほめ言葉です)。
ただ、我々サポーターの立場からすれば、そういう企業でも愛するチームの理念に賛同し、
スポンサードしてくれる企業の存在は、どのような会社でもありがたい、と思うもの。
(昨年の大分の場合、さすがに先が先であったこともあり、そうでは無かった様でしたが)



改めてJのスポンサーになっている企業を色々と見てみると、素人目で見ても
そこそこ「危ない」「怪しげ」な企業っていうのは確かに散見されます。
Jチームの営業の立場からすれば、販売商品の性質上、どうしても固い企業よりも
「やわらかい企業」の方が決まりやすい筈。
ましてやこのご時世にサッカーチームのスポンサーになるなんて、仮にその余裕があったとしても
お固い企業のCSRにおいて優先順位の上位には中々なりえないわけで。



我々サポーターの立場としては身勝手ながら
「チームの成績が良くとも悪くとも、息の長いスポンサードをしてくれる企業が
望ましい」とは思うのですが、それは本当に身勝手な思いであり。
実際過去いくつものJリーグのスポンサー企業の決算書を貰った経験がありますが、
「この財務状況でスポンサーなんかやってんじゃねーよw」
と言ってやりたくなったことも、正直ありますww
私のような金融マンの立場からすれば、何とか希望する額を貸し出ししたいと考えている訳で。
その一方で同じJの仲間をサポートしてくれている企業の心意気は素晴らしいとも思う訳で。



何とも取りとめの無い話を書き連ねてしまいました。
同じ金融業界に身を置く方にとっては、何とも幼稚な雑文となりすみません。


鳥取がJ参入資格をほとんどクリアした、というニュースもあり、Jリーグは益々拡大していきます。
その上において、それを支えていただく企業の景気回復、成長は欠かせないものです。
Jリーグ及び各チームは、そういった企業に貢献できているのでしょうか?
そして産業として、今後の日本の経済回復にも貢献できるのでしょうか?
もしJリーグ及び各チームの規模に見合った貢献が出来ていないとすれば、スポンサードは単なる寄付になる訳で
経済活動における循環サイクルには関与しないことになる。
その時、Jに存在価値はあるんだろうか?

勝って嬉しい勝ち点3

2010年10月04日 21:37

2010 J1リーグ戦 第25節
F東京 3 - 0 湘南 国立霞ヶ丘競技場/20,508人
得点 東京;38' 大黒、39' 石川、84' リカルジーニョ
   湘南;




札幌よ。この体制で15位ってどうなのよ(あいさつ、と怒り)




昨日の東京は国立で湘南と降格ダービーマッチ。
何と、開幕依頼のホーム勝利(!!)で、10戦勝利無しの泥沼から脱出。
勝つってほんと、素晴らしい(笑)
それにしても10試合勝ち無しの前、11試合前に勝ったのは同じ湘南だったわけで。。。




守備ブロックの固い湘南に対し、東京は城福イズムのポゼッションを活かし、
そこに局面でのガチンコ勝負という大熊イズムがミックスされ、前半よりゲームを支配。
結果前半終了間際に2点をゲットし、体を張った守備で無失点。リカの追加点もあり
3-0での勝利。


ただし。上記「前半よりゲームを支配」と書いたけれど、その内容は表裏一体。
湘南の能動的なカウンターに対し、フっと守備の集中力が切れる瞬間が散見され、
この日の権田でなければ2・3点はやられていたように思える。
逆に、後半スタミナの落ちた東京に対し、湘南がボールを支配した時間帯については
キッチリ集中して守っていたようにも思え、湘南側の攻めの課題とも言えるが
サッカーというのは難しいもんである。



一方で久々に大黒のストライカーらしい「スパイス(隠し味)的ゴール」だったり、
ナオの大宮戦に続いての、去年の「スーパーナオ」的ゴールだったり、
そのナオのゴールを演出した平山も、これまた去年の「ビルドアップとお膳立て」に徹した
見事な黒子役ぶり等、兆し程度は見えてきたかな、という印象も。
ボランチ問題も含め個々の課題もまだまだあるけれど、結果を出していくことで変わることもあるし。



次は天皇杯を挟んでこれまた降格ダービーアウェイ仙台戦、ホームアルビ戦も厳しいが、
清水・ガンバ・マリノス・川崎・名古屋、と何とも非常に厳しい上位5チームとの連戦。
一応降格圏は脱したんだけれども、全然安心出来る様な状況じゃないなぁ。
清水戦までにそこまでで得た自信を確信に出来ていれば、例え連敗しても
残留できるとは思うんだけれど、さてどうなるか・・・


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