真逆な内容と結果の2試合

2014年07月28日 22:33

2014 J2リーグ戦 第22節
札幌 1 - 1 大分 札幌ドーム/20,633人
得点 札幌;57' 宮澤、
    大分;90' ラドンチッチ

2014 J2リーグ戦 第23節
愛媛 2 - 3 札幌 ニンスタ/5,017人
得点 愛媛;2' 西田、50'原川
    札幌;20'河合、90'+1 都倉、90'+5 櫛引


7月は半期明けで忙しく、先週は仙台出張もありブログアップする
余裕が無く、大分戦と愛媛戦の2試合まとめて感想をば。

大分戦は勿論行きました。2万人ではまだまだ物足りないけれど
久しぶりに感じる不思議な雰囲気でしたね。何ていうか・・・普段の
マニアックでどんよりした感じじゃない、フレッシュな空気感がw

選手がアップに出てきただけで大いに沸いたり、ワンプレーごとに
盛り上がったり、コアばかりの1万人より、やっぱライトな方々も
いる2万人の方が良いに決まってる。
あとはここからどれだけコアに引っ張れるか。

試合の方は「財前札幌がやろうとしているサッカー」を今年初めて
具現化出来たのかな、という位素晴らしい内容でした。
それもこれも伸二効果と言って良いのでしょう。

一つは左サイドに入った伸二がポジションチェンジを誘発することで
前の4人の動きが活発化し、自然とパスコースが増えていたこと。

伸二のプレーで私が感じたのは、サッカーゲームで自分がピッチを
俯瞰で観てプレーする時、「次はここのスペース空いてる」とパスの
ボタンを押すが、その感覚より彼はワンテンポ早くパスを出す感じ。
だから非常に観ていて気持ちが良い。

ただそれって味方の動き出しが前提だったりするのだけれど、
今年よく観る光景である「こっちに出して欲しかった」的なズレが
この試合殆ど無かったのは、伸二が「出すべきところに出している」
からじゃないか?と思う。

故に物凄い連動性のある攻撃が出来ており、バイタルで細かい
パス交換を何度もしたり正直ゾクゾクしたよ。

もう一つの効果としてはやっぱりドーム全体の伸二への期待感に、
他の選手達もプレーで応えようとしていたことかな。
中でも荒野のテンションがメチャ高くて、伸二以上に技術の高い
プレーで会場を沸かせてくれてた。若い選手が会場の雰囲気に
呑まれずに乗っていくのは非常に良いこと、だと思う。

ただそんな試合をしても引き分けるんだから、サッカーは難しい。


そして愛媛戦。伸二はボールを持ったプレーでは殆ど目立たず、
チームのパスワークもグダグダ。

ただこんな試合でも勝ってしまうのだから、サッカーは面白い。

試合間隔の短さ、アウェイ、暑さ、ピッチコンディション・・・
色々な影響はあったものの、大分戦の様な出来の良い試合の後に
こういう不出来な試合をしてしまう辺りがまだまだ力不足という
ことか。でも力技で勝ってしまうっていうのは結構力が無いと
出来ないこと。いやいや一体どっちなのよ?ww
しかしなー、ロスタイムに3点入れられることがあっても
ウチが入れることはない、って誰もが思い込んでた筈なので
もしかすると後者の方なのかもしれないな。。。
いや、これのメンタリティの改善も伸二効果なのかも。

前線のメンバーを弄らずに臨んだのが悪かったのか、全員思いの他
動きが重く判断が悪く、試合通してパスワークにリズムが出なかった。
こういう出来の試合で今シーズンは都倉・チョへの放り込みに
切り替えるのだが、クロッサーの質が低くてあまり脅威では無かった。
しかし伸二がそこを改善してくれたし、最後の一仕事は流石のスナ。
1点目はフェイントで相手をかわした辺りで勝負あり。
2点目は伸二のショートコーナフェイントを巧く活かして勝負あり。

札幌は若い選手ガーッ、って中の人も外の人も代名詞の様に
言うけれど、まだまだ全然、ベテランの力には及びません。
だからこそ期待の若手達には、ベテランの壁を乗り越えて欲しい。
それこそ攻撃の選手なら、伸二を押しのけるつもりで。

いずれにしても色々と伸二サマサマ。
何より我々サポのモチベーションをあげまくってくれるのだからね。
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ブラジルワールドカップが終わって

2014年07月15日 22:23

ワールドカップはドイツ4回目の優勝で幕を閉じました。

バカ試合の多かったグループリーグとはうってかわり、
決勝トーナメントに入ってからは17試合中延長が8試合、
内PK戦までもつれ込んだのが4試合と、緊張感の高い試合が
続き、非常に見応えがありました。

見ごたえがあった理由として、0-0、1-0、1-1の試合が
8試合もあったことが一つに挙げられますが、その点からも
ベスト16に残ったチームはやはり守備のベースが非常に
しっかりしており、多くのGKがこれほど目立ったのも必然の
流れなのかもしれません。
文句なしのゴールデングローブのノイアーを筆頭に、ロメロ、
オスピナ、クルトワ、ハワード、ナバス、オチョア…とちょっと
振り返るだけで彼らの強烈なプレーを思い出せます。
ノイアーのプレースタイルは脅威的ではありますが、次世代の
GKにとっては間違いなく目指すべき指標になりそうです。

パスを使ってゲームを支配することに拘る王者スペインが陥落、
そのスタイルを築いたペップのバイエルンを軸に据えたドイツが
ブラジルを圧倒し守備の固いアルゼンチンをこじ開けた。
バイエルン、ドイツの「スペインの進化系」とも言えるスタイルは
ポゼッションベースのオールマイティなスタイルで、現有戦力の
充実ぶりを考えても当面の優位は揺るがない気がします。
ミュラーとか、前回得点王だったのに今大会でまだ25歳とか!
5大会出てるクローゼも凄いけど、得点記録を次に塗り替えると
したら彼しかいない様に思える。

一方ブラジルは可哀そうだった、としか言えない。
優勝できるだけの戦力はあったけれど、母国大会という圧力に
耐えられる程の経験値のある選手がいなかった。
ネイマールの怪我は残念だったけど、その圧力を背負っていた
22歳の若者を、結果的には守れた様にも思える。
準決勝も3決も、名手ダヴィド・ルイスやチアゴ・シウバ率いる
DFライン、中盤含め守備が後手後手、ゴール前ではあろうことか
全員ボールウォッチャーで飛び込んでくる選手や動き直す選手を
殆どのシーンでケア出来ていなかったことからも、彼らが明らかに
普段と違う精神状態でプレーしていることが良く分かった。
でもそれがサッカー大国たる所以であり、その国の代表選手に
課せられた宿命。それ程のレベルを日本が目指すのだとすれば、
あと100年あっても足りるのか?と、気が遠くなる。

アルゼンチンは割り切って如何にメッシを活かすか?を優先し、
全員で守備を踏ん張って、ボールを運んでお膳立てした。
メッシも何とかそれに応え決勝まで勝ち上がった。
でも彼らが決勝に行けたのは、明らかにマスチェラーノという
献身的なリーダーの存在がいたからだと思う。
GL初戦でメッシを勇気付け、準決勝のPK戦でロペスを盛り立てて
危険なシーンには常に顔を出し、攻撃ではボールを持ち上がって
縦にパスを入れる。オランダ戦が印象的で、ロッペンの決定機は
ことごとく最後の最後でマスチェラーノが足を出していた。
決勝戦、最後は守りきれなかったしメッシも決めきれなかったが
ドイツのラームといい、素晴らしいリーダーがいる2チームが決勝に
残ったのは象徴的であった。

決勝トーナメントの16チームは、残るべくして残った16か国でした。
番狂わせと言われたコスタリカもベスト8に残りオランダと
歴史的な死闘を演じましたし、アフリカ勢ではドイツと延長まで
もつれ込んだアルジェリアは恐らく今大会でドイツを一番苦しめた
と言えるでしょう。
ベルギー×アメリカでの「USA」コールは忘れることが出来ません。
グッドルーザーという言葉がこれ程ピッタリくるチームも珍しい。
メキシコは又もベスト16越えならずではありましたが、守備の固い
オランダに87分までリード、体格差をモノともしないスタイルは
やっぱり日本的には見逃せないチームでした。
コロンビアはブラジルに敗れたものの、フォルカオ不在での8強、
ロドリゲスは得点王。失われた16年の成果が実り誇らしいチーム
でした。

今大会日本代表はこの16チームの中には加われませんでした。
が、5大会で2回もこの16チームに入ってることもまた凄いことだ、
と大会が終わるにつれ感じました。
そして日本代表が目指したワールドカップでの優勝となると、
途方もない夢なんだな、とこれもまた大会が終わにつれ実感
しました。

本田を中心とした主力メンバーが優勝を目指すといったことに
ついて、やはり「根拠のない自信」だとか「ウソツキ」だとか
非難する記事を目にしますが、それでもやっぱり言うべきだったし、
次回大会でも選手にはそうやって言って欲しい、と私は思う。

やっぱりワールドカップはお祭りだな。凄く楽しくて華やかだった。
今週からまた日常のサッカーに戻りますね。


あ、でも来週もやっぱり祭りは続くか?小野伸二祭りってヤツが。




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