決勝T ドイツ×スウェーデン・アルゼンチン×メキシコ

2006年06月25日 09:51

2006 FIFA WORLDCUP

TORNAMENT BEST16

GERMANY 2-0 SWEDEN

Goals GER 4',12'PODOLSKI



札幌の5年8ヶ月ぶりの4連勝に酔っていたら、気が付いたら決勝トーナメントに突入していた。
グループリーグはチェコが残念な敗退(ただ、ガーナも好チームだ)となった以外、ほぼ順当な波乱の無い予選リーグとなった。
アジア枠を考ると韓国の敗退は痛かったのかもしれないが、まあまた大いなる勘違いをされても困るので個人的にも非常に嬉しい結果となった。


結果勝ち上がり国が決まって迎えることも少なくなかった予選リーグの第三レグの中でも、非常に激しい試合となったイングランド×スウェーデン。
何故かスウェーデンに勝てないイングランドと、予選突破が懸かっているスウェーデン。イングランドの呪縛が解けたかに思えたロスタイム、「俺の」ラーションが劇的に決勝トーナメント進出を決める同点ゴールを上げるという素晴らしい試合でした。


そのスウェーデンは開催国ドイツとのトーナメント一回戦。
アウェイ側BSよりの角一帯を黄色が占めるものの、他は美しい白・白・白。当然ながら完全ホームのドイツが序盤から支配。
グループリーグ・PSMでは想像も出来なかったほど、異様な気迫を感じるドイツは、さすがゲルマン魂といったところか。
スウェーデンも凌ごうと退いた展開の序盤早々にポドルスキーの2得点。
それにしてもクローゼって普段ブンデスみないから分からないんだけれども、物凄く完成度の高いFWだよな。でかくないけどヘッドやポスト、そしてシュート意識もスピードもドリブルもキープもどれも一級品。2点目のゴール前で三人ひきつけてのポドルスキーへのパスなんか、「心得てるな~」といった感じ。


一方のスウェーデンはカウンター中心の攻めとなるが、組み立ての段階でまさかのパスミスが多く、戻りの早いドイツになす術なし。
しかもルチッチが35分に早くも2枚目(シャツプリングなんだろうけど、このイエローはチト可哀想だ)で退場。
キーパーのイサンクションが神セーブを連発。恐らくは5点位セーブしていただろう(31分にクローゼが丁寧にマークを外し、左下隅への至近距離からのシュート、すぐの33分のシュバインシュタイガーのミドル、55分のバラックの強烈ミドル、どれも神がかり的だった)。
ドイツがスペースのあるバイタルエリアからミドルをガンガン打つ。これが気持ちいい程枠に行く。これがワールドクラスか。


スウェーデンは守備で後手を踏む展開になってしまったことで完全にリズムを失った。リュングベリの単騎特攻ばかりが目立ち、なんとかイブラヒモビッチに合わせようとするのみ。右サイドのアレクサンデションは終始前を向けなかった。
52分、イブラヒモビッチが左から入れたパスでラーションが倒され、PK 。いい時間帯での得点機。まだいける!蹴るのはラーション!
これまで国際舞台で、セルティックで、そしてバルサで数々の結果を残してきた精神力を持つ男の最後の晴れ舞台に訪れた好機。


まさかの失敗。クロスバーを大きく超えるボールを無念そうに見る彼の姿が、スウェーデンのベスト16での敗退を一層色濃くしていた。
しかしこの日のスウェーデンには全く一体感が無かった。こんな形で去るスウェーデンは見たくなかったなあ。


さようなら「俺の」ラーション。


ARGENTINA 2-1 a.e.t (1:1, 1:0) MEXICO
Goals ARG;10'CRESPO 98'RODRIGUEZ   
    MEX;6'MARQUEZ



前半早々の4分、CKをメンデスがバックヘッドでファーへ流したボールに飛び込んだマルケスがゲット、メキシコ先制。
しかし、直後の10分にリケルメのFKにクレスポが合わせにいったところ、ゴールは右足を出したクレスポとなったが映像では限り無くボルヘッティのオウンゴールが決まり、1-1。
その後は一進一退の好ゲームとなった。


お互い粘り強い守備を持ち味とするだけに、これ!という決定機はほとんど訪れず。
「日本のお手本になる」と言われるメキシコを中心に観ていた。攻撃面は少しドリブルが上手いが、さほど日本が引けをとるような印象は無い。違うのはやはり守備。
細かい戦術はわかんないんだけれども、素人目に見てなにが違うって、基本1対1で負けないことを前提に、常にインターセプトを狙っている。
日本のようにパスを出された相手選手へ形式的にチェックを行くのではなく、そのパスが入るところでどうやって奪うかを考えているというか。それも1対1の技術があってのことだけれども、そこからの攻撃のイメージも出来ているから出来るんだろう。
WBも退き過ぎることなく、3バックとボランチがしっかり対応するから、サイドからのカウンターも有効。


思うに、日本がスペースを与えてはおざなりなボールホルダーへのチェックを繰り返すのをみるにつけ、「疲れるディフェンスだなぁ」と思っていた。あれだけ守備でTRY&ERROWを繰り返すと、集中力も体力も消耗が激しくなる、その結果のオーストラリア戦での3失点だったと思っている。
日本が真に世界から学ばなければならないのは、決定力不足なんかじゃなくて、守備なんだ、っていうこと。


延長で決まったロドリゲスのスーパーボレーのミドルシュート(その前のソリンのパスが正確且つ絶妙)、あれはメキシコにとってノーチャンスだった。
日本がブラジルに決められた2・3点目は、Jリーグではそうそう入らない類のミドルだから、守備者が慌てて詰める素振りも無く、決められてしまった。
この差を埋めるには、この差を意識するしかない。DFの選手が海外に行ければ一番いいのだが、このWCの結果では難しいだろうな。



どうしても日本目線で全てを見てしまう悔しさいっぱいの今日この頃。
それにしてもペケルマンは、試合を読み、且つ細心の配慮を持ってテベスとメッシを使っているのが分かる。
特に途中投入されたメッシの存在感。並の監督なら先発で使うだろう。
それでも、あそこまで我慢して途中投入するのは、選手個人は勿論、アルゼンチンの将来を目一杯考慮した起用法だと言える。


昨日代表解散したどこぞの国の辞任した代表監督とは大違いだ。
それにしても、川渕しぶといね。オシムを連れて来るって、4年遅いんだよ!
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