魔空空間、笠松!

2006年11月20日 22:58

2006 J2リーグ戦 第49節
水戸 0 - 1 札幌 笠松/3,526人
得点 水戸;
  札幌;'79 相川




気持ち的には関東近郊で一番遠いアウェー、水戸。
なにせ、群馬からは高速が横断していないのでほぼひたすら下道で170キロくらいあるし、電車も一旦東京へ出ないと非常に乗り換えが多くっていきづらい。
そしてなにより精神的に遠い。なにか違うリーグ、いや、違う星のリーグのようなサッカー。
笠松は独特のテンション、田舎っぷりから札幌にとっては宇宙刑事ギャバンにとっての魔空空間のように、持ってる実力を半減させられるような不思議な力を持っている。故に?札幌は9年間ここで勝利が無いのだった。



朝9時に出て、笠松界隈に到着したのは12時半。50号でトコトコ行くのは相変わらずシンドイ。
近場で腹ごしらえをし、13:00前に到着。入り口で飲み物を買おうとすると、前の人がネバリ丼(納豆、おくら、トロロ)を注文し、少ない店員さんが右往左往していた。



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どうも時間がかかりすぎるので除いてみると・・・



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奥からスーパーでよく3パック98円で売っているタカノフーズのおかめ納豆をおもむろに取り出し、パックを空けかき混ぜ始めた・・・
一生懸命かき混ぜている。そりゃ時間かかるわなー
それにしても、ショートパスタとか、坦々麺とか、売店はちょっとおもろいね。


と入場してみてびっくり。ゴール裏がスタンドになってる~
いつの間に・・・
よって、札幌サポはスクリーン下のゴール真裏に陣取っている。



この日のスタメンはGK雄也、曽田・西沢・西嶋のCB、大塚が戻ってきて芳賀とWボランチ、両翼に西谷・加賀、砂川トップ下のアイカー・フッキ。


水戸はアンデルソンを先発起用してきた。そしてボランチには権藤、右サイドに桑原。なんか二人とも一回り大きくなってる気がする。嬉しい。札幌サポからも暖かい拍手があった。


さて試合。ヤンツーが
「0対0でいいというようなチームをこじ開けて2点、3点取るのは難しい」
と試合後に最大限の皮肉を言ったとおりの試合だった。


前半・後半の数分間に前がかりになった以外、ミトナチオなんてかっこいい?言葉を使いたくないほど醜い引きこもりサッカー。
札幌がバックラインで左右にボールを振る。奪いに来ず、ひたすら全員がボールの動きとマーカーの動きに合わせて動き続ける。
ゴール裏から見ていると、横から棒を動かして選手を動かすサッカーゲーム(あれなんて言うんだろ?)みたいだった。
札幌はいつものようにサイドを起点に中もしくは、2人がかりでサイドを突破しようと試みるが、特にサイドでは3人、4人でケアするのでドリブル突破くらいしか破る目は無く、あえなく網にひっかかる。
サイドチェンジの技術が拙い札幌では、カウンターを恐れ、やり直すようにバックラインに戻すしかない。
そして、中央で曽田が左右にタイミングを見計らうも、ボールを奪いに来るでもなくじっくりと曽田のフィードか?左右へのパスかを見極める作業に没頭する水戸の選手達。前半はフッキのFKくらいしか惜しいチャンスは無かったんじゃないかな?ただ、これを数度のチャレンジでこじ開けられるほどの実力は持ち合わせてないわけで。



水戸は深いラインでボールを奪って、素早くカウンターか?と思うのだが、簡単なミスでボールを失うし、頼みのアンデルソンは思い切りが悪いプレーに終始し、札幌CBがほぼ完璧に抑えていた。
攻撃のフォローが無く上がった選手は他に選択肢が無い為、可能性の無いミドルを打つだけ(これがほとんど宇宙開発)。



大変余計なお世話だが、「こんなサッカー誰がみたいの??」と思う。
確かにリーグ1・2を争う貧乏球団の創意工夫は耳にしているし、身の丈で出来ることをやっている事情も良くわかる。
ただこの志の低いサッカーはプロとして観客に失礼ではないか?
札幌程度の相手に対し、シーズン終盤の消化試合で、力の差を意識してベタ引きしたって仕方ないけど、点を取って勝とうていう気持ちすら見えないサッカーって。。。



余計なお世話と前置きしつつ何故触れるかって言ったら、J'sGOALで前田監督の
「前半は思った通りの展開だった。ある程度下がって相手に自由を与えなかった。札幌は攻撃ができなかった。そういう意味では選手たちはいい仕事をしてくれた。ただ、ボールを奪ってからシュートが枠に行かない。シュートのタイミングは悪くないんだけど…。ミドルシュートの精度が課題。」
というコメントをみて、ああ、本当にあれでいいのね。。。と心底失望してしまったから。(ミドルシュートの精度がってww おいおい、あの位置からの精度を上げられたらワールドクラスだって)


そして、「フットボール定食」を見ている限り水戸を良く取材している佐藤拓也氏ですら、同試合評にて
「試合後、「内容はそんなに悪くなかった」(前田監督)、「ある程度やれた。チームはだんだん良くなっている」(河野)という声が水戸側から聞かれたが、1年間チームを見てきた人でこの言葉に納得できる人は少ないだろう。持ち前の守備の強さを基盤に、攻撃力を加えるということが今年のテーマだったはず。特に第3クール以降はリアクションサッカーからアクションサッカーへの切り替えという1つ上のレベルを目指すという方針を信じ、サポーターたちは7連敗という辛苦をも受け入れ、チームに声援を贈っていたのである。この日、水戸が見せた「0対0でいいというような」サッカーはそんな彼らに対する裏切り行為と言っていいだろう。」
と非常に厳しいコメントをしていた。


そんな水戸に、笠松で9年ぶりというおまけがついて勝てたことは、今シーズンここまで攻めながらも格下に勝てない試合をシーズン通してやってきている札幌としては、勝ちきれたという結果だけでもまあ良かったかな、と思います。最後は個人技便りになってしまったけど、力技で行かなきゃならないところであきらめずに何度も勝負したのは価値がある。


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砂川のコンディションが上がらないこと、加賀が前目になってから少々思い切りが悪くなっているところは気になりますが・・・


寂しいことに今シーズンのアウェーも柏戦を残すのみ。まあ、天皇杯がまだまだ続くからいいかな?


それにしても、笠松には来るたんび試合前に「なんとか町の日」っていうイベントで、サッカーも観たことないような町長が挨拶するんだよね(前回来た時は「岩間町の日」で、町長が「水戸ホーリーホックス」って大失言して爆笑したな)。あれで、どうも調子狂っちゃうんだよね。
ま、ジンクスも破ったことだし、来年はもう鬼門とは言わせないぜ!
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