世界と「闘った」ガンバ大阪を正しく評価しよう。

2008年12月19日 22:23

FIFA Club World Cup 2008
G大阪 3 - 5 マンチェスター・U 横浜/67,618人
得点 G大阪;74' 山崎、85' 遠藤、90'+1 橋本 
    マンチェスター・U;28' ヴィデッチ、45'+1 ロナウド、75'ルーニー、78' フレッチャー、79'ルーニー





冷静に見れば、決勝を見据えてプレスを掛けず、
ゴール前とセットプレーだけに力を入れた省エネサッカーで
マンチェスターが歴然とした力の差を見せた試合だった。
事実、サポティスタ辺りでは海外厨と赤いサポ(?)と推測される輩から
「結局のところ本気にさせられなかった」とか「所詮これが日本のレベル」等
そんな評価が多いように思える。




けれど、サッカーってそんな冷静な目で観て楽しいかな?
マンチェスターから3点を取った、という事実は変わらないし、
少なくとも私は物凄く興奮した。 他サポとか関係無くね。




ガンバが、試合序盤から終盤まで一貫して、
「Jリーグでやっている」いつも通りのショートパスサッカーを展開した事が
素晴らしかった。
相手をリスペクトしつつも、様子見をしたり相手に合わせることなく
試合開始直後から点を取りに行く、という確固とした強いハートがあった。





これを、「本当に勝ちにいくならあんな玉砕戦法は・・・・」
という論調もあるけど、それは完全な間違い。
だって、ガンバのサッカーはここ数年、一貫してこのスタイルなんだから。
その普段通りのスタイルをマンチェスター相手に貫いて、
且つ事実として3点を得たことが素晴らしいんだ。
(こういう意見を言うのはJを観ていない海外厨に違いない。
そう言うヤツに限ってFAカップとかでマンUから2部チームが3点取ったりすると、
「良い試合だった」とか言うんだろうw)




そして技術面で物凄く評価したい点は、
(二川・佐々木のケガで遠藤がボランチ、
ルーカスがサイドMFで使われたのがキーだったが)
遠藤が勇気を持ってタテに早いクサビを入れていたこと。
それも、普段よりも1.3倍くらい速いスピードでのパスだった。
それを主にルーカスが中に入ってワンタッチで捌く。
これが非常に効果的な崩しを生み出した。




あのパススピードと勇気があれば、今日本で大流行?の
「人とボールが動く」ポゼッションサッカーは
安易な横パスでバックラインで廻すようなマガイモノから、
一歩進化するんじゃないか、と思う。
そういえば、ビディッチが負傷したシーン、
遠藤からゴール前の播戸への速いパス、
あれは普段の遠藤なら出さないスピードのパスだった。
ワールドクラスを意識した あのパスは、
一瞬ヒデを思い出させるパスだったな。





FWが山崎と播戸というチビッココンビも
(仮にバレーなりマグノがいたら、安田や加地のクロスからのチャンスが
もう少しあったかもしれないが)
徹底して裏を狙いに行く姿勢が素晴らしかった。
惜しむらくは播戸が最初の1対1を決めていれば、と。
ただ、その徹底した狙いがなければ、
ああいった場面すら作れないからね。




マンチェスターに関しては、全般完全に手抜き。
攻撃はロナウドよりもナニのサイドアタックが中心。
ロナウドは中で待つ感じが多かった。
ナニには加地が比較的上手く対処した為
ここはあまり怖くなかった。
ロナウドと安田の1対1は結構面白かった。結構冷静に対処してたね。
ちゃっかりシャツも交換してたし、さすが安田w
セットプレーの2点はここぞ、の集中力と高さだし、
ガンバの弱点はちゃんと見極められていた、という気がする。




それから山崎のゴールで2-1となり、ルーニーが入った後の
一瞬の本気モード。
ギアがいきなりクッ、と上がったのがはっきりわかる。
1対1での中沢の応対も悪かったが、シュートの精度が素晴らしい。
そして4点目、あまり積極的に上がらなかったエブラがスピードで加地を
振り切ってクロス、フレッチャーのゴール。
ここでもJとの圧倒的なスピード差を見せ付けられた。



また、全般的にはクロスの精度の差が歴然。
サイドアタック主流となった現在の潮流の中で言えば、
J全般のクロス精度の低さは大きな課題であることが
改めてよーく分かった。





それにしても他サポながら、この日のガンバは誇りに思うよ。
橋本のゴールを許した後、ポストを思いっきり蹴って悔しがった
あのファンデルサール(個人的には大好きな選手だけど)を見ただけで。
あ、あと遠藤のコロコロもねw

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