責任と犠牲

2009年07月12日 09:43

2009 J2リーグ戦 第27節
札幌 0 - 1 熊本 札幌厚別/6,376人
得点 札幌;
    熊本;70' 吉井




シュート数は23対2。
一見札幌が圧倒的にポゼッションして攻めているように見えた試合でしたが、
もはや相手チームには、スカウティングで
「札幌にはああやってポゼッションさせておけば良い」
とバレている
に違いありません。



基本的にPA手前辺りのサイドで起点を作るが、相手は2枚マークがいるので
そこへクライトンが絡みに行く。すると相手は3枚になり、じりじりと相手ラインを押し込んでも
強引な突破もあまりなく、そこへ飛び込んでくる選手もいないからじっくり対応すればよい。
よしんば突破されても、中に飛び込んでくる選手はいないから、しっかりマンマークで対応
しさえすれば、あわせられることもない。
結果、札幌はサイドで行き詰ってSBやボランチにバックパス。
バイタルエリアは空いているものの、センターには人が密集しており、
ミドルを打っても入らないので、逆サイドに展開。
以下、無限ループ・・・・・
・・・・・焦れてクロスを上げても、後方から飛び込んで合わせに来る選手はおらず、
よっぽどいいボールでないとクリアされるし、合わせても力の無いボールがGKの手元に
収まるのが関の山。セットプレーもこれに同様。




ボールを持った時全く怖くない札幌の攻撃は、
正直もはや観客をイライラさせてる。
石崎監督は「ホームで楽しい試合を見せる」っていったじゃないか!?




この後浦和×広島戦で攻撃がノッキングしないサッカーを観て、
そのイライラが少し晴れた。



特に広島の潔い後方からの飛び出し、
要は「リスク」を負ったプレー、
そして「犠牲」となるムダ走り。
(特に寿人が引いてボールを受けると同時に何人かが飛び出していく。
その寿人のクサビを受けた人間のパスコースを2つ以上作る動き出しが素晴らしかった)
これが、攻守が入れ替わると同時に淀みなく溢れてくる。




残念ながら広島は逆転負けをしてしまったが、
J1では弱者の彼らが、十分魅力的なサッカーをしている。
1年のJ2生活で、彼らが培ってきたもの。



今の札幌の攻撃にはこの「リスク」や「犠牲」が
カケラもない。
要は
「攻めあがる自分が開けたスペースのリスクに対し、責任を負う」ことや、
「チームの為に、他人の功績の為に、自分が評価されない犠牲を負う」ことから、皆が逃げている

、ということだ。



「誰もチームの為に責任を負わない」「チームの為に犠牲を払わない」、そんなチームをどうして応援できようか?



開幕戦では出来ていたプレーなんだけどね。
これで、前節のように「気持ち」すら見えなくなったら
もう今年は応援するのをやめようかと思う。



私は悪夢のようだった04年サポの一人。
それからここまでの道のり、07年を除けば毎年こんな感じだ。
ただ、チームを見捨てようと思ったことは(あまり)無い。
苦しいからこそ支えよう、という気持ちは変わらないけれど
今の状況はちょっとひどすぎる。



04年とは予算規模も違う。環境面も充実した。
若いとはいえ、去年はJ1を経験した選手もいっぱいいる。
Jを知り尽くした監督が、目指すサッカーを明らかにしてくれている。
チームスタッフも観客動員の為に試行錯誤頑張っている。
そしてなにより、この数年間耐え続け、
今も尚支えてくれるサポーターが大勢いる。



04年や去年と、今年は明らかに違うのだ。



今頑張らずにいつ頑張る?











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