自分の人生ベストアルバム30③

2010年08月19日 23:47

今日はこの3枚。





怒りの葡萄


DUST&DREAMS / CAMEL



92年発売の10th?。
本作で初めてキャメルというバンドを知りました。当時HM/HRを一通り聞きまくって、
プログレに興味を持ち出した時期。EL&PやKING CRIMSON辺りが取っ付きにくかったのですが、
このアルバムは分かりやすくスッと入ってきて、ここから遡って彼らのアルバムや
PINK FLOYDとか別のプログレも聞くようになりました。
本作は彼らの復活作で、ジョン・スタインベックの小説「怒りの葡萄」を基にした
コンセプト・アルバム。
キャメルといえば「メロディの洪水」。アンディ・ラティーマのフルートが独特な世界観を作り、
プログレ的な複雑な曲展開というよりは、比較的シンプルでメロディアスな楽曲をベースとしている。
その点については、初期の「SNOW GOOSE」辺りのアルバムの方がよりその印象は強い。
本作はもう少し洗練されたイメージで、コンセプトアルバムであることもありその点は抑え目。
ただ、そこが逆にピンと来たと言うか。
本作では「Go West」が一番好きなんですが、夜明けなんかに聞いたりすると
何だかもう鳥肌モノです。最後のギターソロの旋律が何だか朝日が出てくる瞬間みたいな、
そんな光景にピッタリというか。
そして全編抑え目の雰囲気から、最後の「Hopeless Anger」で一気に弾け、
一種DREAM THEATER的なプログレHRでハイライトを迎えるその曲構成といい、
あらゆる面でアルバムとして素晴らしい一枚です。




ワンダーブック


WONDER BOOK / LA‐PPISH


88年発売の2nd。
日本のスカパンクの先駆者的バンド。確か当時はBOOMとか、スカパラの先輩的な感じで
一緒にイベントとかやっていたような。
そしてANIMAL BEAT(Ⅱ?)の頃は「ポコチンロック」なんていうジャンル(どんなジャンルだ)
で名乗っていた時期もあるような(なにせかれこれ20年以上前の話なので・・・)。
高校生になって邦楽ロックを聞きまくり、より過激なものを求めている中で彼らに出会った。
まず歌詞が中々刺激的。そしてスカの独特なリズムで楽器隊が一気に攻めてくる快感、
且つ「ロックなのにペットやサックスが入るんだ!」という驚き、それでも基本姿勢はパンク。
とにかくカッコ良かった。
キャラも全員立ってて、前線の3人(MAGUMI、狂一、現ちゃん)のハッチャけ振りと、
微動だにせず淡淡と演奏するTATSUと雪好のギャップがまた面白かった。
本作では「Our Life」や「Boy」の最高に弾けた感じあり、
「爆裂レインコート」や「胡蝶の夢」のレピッシュ的バラードあり、
且つ彼らが「Rinjin」でブレイクする直前の、一種マイナー色も匂わせるそのバランスが
最高だった時期の一枚。ちなみに「爆裂レインコート」は以前のエントリで書いた通り、
惜しくも亡くなってしまった現ちゃん作、元ちとせ「わだづみの木」と同じ匂いのする名作です。
本作の後、CM曲のシングル「Rinjin」のヒットで地位を確立し、以後楽曲自体を少々
コアな路線にシフトし、「MAKE」辺りは特に硬派なイメージが強くなった。
その頃で言えば、「Majic Blue Case」なんかは最高にカッコいい。




マスターオブパペッツ



MASTER OF PUPPET / METALLICA


86年の3rd。
現在HM界でもっとも有名である彼らの出世作。
スラッシュメタルのアルバムがビルボードの29位にランクインしたことは、
当時としては衝撃的出来事であったという。
NWOBHMの影響をモロに受けた彼らは、新世代のHMであるスラッシュメタルという
ジャンルを確立し、本作にてそのスタイルを洗練させ、一気にメジャーになった。
初期メタリカの特徴としては、ジェイムズのEの開放弦を多用に織り交ぜた
ダウンピッキング中心のリフと、ラーズの手数が多く独特なドラム、
クリフのフィンガーピッキングで鬼神のように刻まれるベースライン、
そしてある意味ワンパターンのカークのソロwwといった、メンバーの個性織り交ざり
複雑で秀逸な楽曲に一層のアクセントやフックを作り出し、凡百の後続のスラッシュバンドを
蹴散らしていた。本作では1stからのスピーディーな曲を中心としつつ、
2ndの「For Whom The Bell Toals」にみられたヘヴィネス路線も強化、
叙情的なメロディをより充実させ、彼らの初期の完璧な一枚、と言える。
「Battery」とアルバムタイトル曲は永遠のHMマストアイテムであり、
ヘヴィな「The Thing That Shuld Not Be」、メロディアスな「Welcome Home」、
本作ツアーで亡くなったクリフのベースをフューチャーした美しい「Orion」、
締めは爆走する「Damage Inc」。
前作までチープだったプロデュース(フレミング・ラスムッセン)も本作は完璧で、
何一つ過不足の無いアルバムと言える。故に、次作の「AND JUSTICE FOR ALL」での
「過不足あり過ぎ」っぷりには物凄くずっこけるわけだが。。。(楽曲は皆素晴らしいんだけどね)
そして91年発売の全世界を揺るがす「BLACK ALBUM」以降、彼らはモンスターになってしまう。
最新作の「DEATH MAGNETIC」(08年)は久々に原点回帰とも言えるアルバムだったけど、
我々を完璧にフックするような楽曲は、「BLACK ALBUM」までだったなぁ。
尚、大学時代はメタリカの完コピバンドを3年程やってまして、一番やってて気持ちいいのは
「Battery」と「Blackend」。特に「Blackend」のギターソロの最後、ライトハンド使うパートで
疾走感が最高潮に達した時に、ギターの横で思いっきりヘドバンするのは最高だったw。
自分のパートじゃないけど頭振りながら「俺バンドやってんなー」って、実感できる瞬間だった。
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