暫定首位の「札幌スタイル」

2011年09月22日 22:49

2011 J2リーグ戦 第5節
札幌 4 - 2 東京V 札幌ドーム/11,368人
得点 札幌;2' 古田、61' 近藤、88'、89' 岡本
   東京V;4' 河野、77' 小林祐



20110921ドーム


ここ最近の札幌勝ち試合での相手監督の試合後コメント。

「失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、ポジティブなシステムチェンジというよりも、どちらかと言うとこちらに合わせてきたというような感じでしたね」 (8/21 1-0 試合後 京都 大木監督)

「今日の試合というのはフットボールの神様は自分たちのほうには微笑まなかったし、全てコンサドーレさんのほうに運が流れていったような気はしております」
 (9/17 3-0 試合後 北九州 三浦監督)


「試合をご覧になっていかがでしたか?五分五分に見えましたか?」 (9/22 4-2 試合後 東京V 川勝監督)

札幌さんが如何に「いやな勝ち方」をしているかが分かりますねww


但し。

This is Football。

これをしっかり噛みしめた上で皆さん発言しているんだと思いますが。



古田がいきなり得点したとき歓喜したものの。

打ち合いは避けたいなあ、と不安に思った直後河野のゴール。やっぱり。

ただ、そこから圧倒されつつオープンな展開にせず我慢したのは良かった。



近藤は競り合いでほとんど土屋に完敗していたが、何度も諦めず飛び出しを繰り返していた

ご褒美が、あのらしくないループだろう。



小林の左が決まったとき、勝ちはないな、頑張って引き分け、

と思ってしまった自分がいたのですが。

自分がいたバクスタから。自主的にコールに合わせて選手を鼓舞するような拍手がおき、

それが全体に広がっていった。

その時。「ああ、もう一度勝ち越せるかも」と思い返した。

周りは普段観に来てないであろう観客、古いレプリカを引っ張り出してきたような人が

結構多かった気がします。

そういう人達の純粋な「諦めず頑張って欲しい」と願う気持ち。

USが試合前とハーフタイムに煽った影響が大きいとは思いますが、

何だか教えられた気がします。反省。


20110921ドーム2



岡本の2ゴールは諦めない選手の気持ちが生んだものではありますが、

間違いなくスタジアム全体の後押しが取らせた2ゴールでもあった、と思います。

それだけ、今の選手とサポの関係は良い。

ドームは選手とサポの良い笑顔に溢れていた。

ホーム7連勝も理解出来る。



その結果、暫定ながら首位らしいww。札幌誇らしい!!



ベルディ、びっくりする位強かったですね。

ドームのピッチコンディションが良すぎたのが札幌にとって仇になりました。

パスとドリブルで完全にちゃぶられました。

技術の差もありますが、パス&ムーブをさぼらずやる、ということが

徹底されると、ああいうサッカーが出来るんだということが良く分かりました。



最近確か、某杉山サン辺りが「サッカーをポイント制にした場合」とか言ってたけど。

それで言えばこの試合は4-2の勝ちが、負けに逆転してたと言われるかもしれません。

でもやっぱり、その議論自体が全く持ってナンセンス。サッカーでメシを食う人として失格。

繰り返しになるけれどやはり、This is Footballなのだ。



ポゼッションを高めても勝てる訳では無い、というのはアジアでの日本代表の戦いとか

モウリーニョのやり方とか、サッカーを良く見ている人なら痛い程理解している筈。

昨日のベルディの選手はペナルティエリアにあれだけ侵入しながら、

それ程ゴールに向けなかった。

それは、札幌のDFが前を向かせなかったから。

前を向かれてもホスンがいつも通り集中してたから。



一方攻撃面について。

ウチがドン引きしている様な言い方を川勝監督にされましたがそれは違う。

あんた達のプレッシャーに引かざるを得なかったから引いたのよww



過剰な攻撃的スタイルに拘り、広大なスペースを二人だけでカバーさせるスタイルをやる

チームと対戦した時、カウンターを狙うのは常套手段。

あれ、土屋と富澤じゃなければもっと失点してるよ。

それを承知で負けて、相手のサッカーを皮肉るってどういう性分かねぇ。

選手はインタビュー拒否したらしいし。

そんな下らんプライドは捨てて、二点以上とらないと勝ててない

という事実を正面から受け止めるべきだ。



だから、札幌が勝ったのです。

あえて強気に言うなら、昨日は必然的な勝ち。

次やったら分からんけどねw



あと余計なことを一つ言わせてもらうと。

ベルディっていうチームが羨ましいのは、あれだけファンが少なく経営が苦しいのに、

ウチと違って長い伝統があり、そのスタイルにこだわってもやっていけていること。

ウチはある程度勝てないと入場料収入がテキメンに落ちるから、そういうスタイルでは

やっていけません。

昨年大変だったのは知ってるけど、なんだかんだJから金と社長借りてスポンサー見つけて貰い

上手くやってるんだからねぇ。



そんな敵さんの余計な心配をする一方。

札幌のスタイルについても試合を観ながら色々と考えてしまった。

押し込まれながら何とか勝っている、というスタイルは2007年的とは思うが、

三浦さんはそれを確信犯的にやっていた訳で。



今は単にポゼッションもしくはショートカウンターをやりたいのに、

力関係でそのようなスタイルになっているだけ。

良く解釈すれば、他のスタイルへの転換も可能ということ。

2007年は一つのスタイルしかできなかった。

この日も普段の4-5-1から4-4-2でスタートして、後半はゾーンの3-5-2にシフトしている。

ポジションも目まぐるしく変わったし、選手に柔軟性が身に付いて来た。



また今年明らかに違うのは、全員でカウンターしてること。

今年ダヴィはいないし、ジオゴは確かにキーマンだが決して彼頼みのサッカーではない。




そこで思ったこと。

ベルディが持つ伝統のスタイル、のような札幌が目指すサッカーは?

過去昇格した時の様な守備に重点を置くスタイル、で良いんじゃないか?と。

実験的な攻撃サッカーをJ2で続けれる程、現実を見ない訳にはいかないし、

道内経済を考えれば今後も金銭的余裕はありえず、前目の選手は特に

売らざるをえないわけだし。

厳しさに耐える、北国のイメージにもあってるしw



まあ、それを実際に考えるのはHFCなんだけれど。

個人的にはそれが良いのでは、とそんなことも考えた試合でした。




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