この8年間の検証は出来ているのか?

2012年10月01日 22:27

2012 J1リーグ戦 第27節
川崎F 1 - 0 札幌 等々力/20,909人
得点 川崎;80' レナト
   札幌;




降格しましたね。

選手はここ数試合の中ではほんと、良く頑張ってました。

去年の終盤戦の様な戦い方でした。

折角だから、それ、あと7試合続けよう。



その一方なんていうか、この状況ではサポもメディアもあっさりしているなあ、と感じた。

スカパーで試合後の選手とのやり取りを観ててそう思ったのだが

現地に行った方からはその後社長やら三上さんやらの呼び出しがあって云々、

との話を教えて貰い、その後各誌からのニュースソースで色々と知り納得。



今回の降格について思ったことが色々あるのだが

その前に一点だけ、「この試合に負けたら降格」ということを把握してなかった、

という件についてまず少し触れておきたい。



報知のこの記事にはには正直悪意を感じた。



表題と記事をサラッと読む限りは

「スタッフを含め、負けたら降格することを誰も把握してなかった」と

解釈してしまう内容だ。しかし良く見るとこれはサポのことについてのみ書かれているのに、

その直後に続く文章「会見で石崎監督はぼう然としていた」が非常に紛らわしい。

どうしてこの文章がここで必要なのか?何か意図的なものを感じる。



J'sGOALの会見文章を見る限り、監督が知らなかったという内容は無いし、

試合前に負けたら降格する事実を敢えて選手には告げなかった、と明記されており

監督・スタッフが知らなかった様な事実は存在しないと思っているのだが。

その解釈で間違いないだろうか???



さて。

土曜は試合のビデオを見ながら、いつも通り酒を飲みながら

前述の現地参戦していた方とメールで意見交換しながら

今回の降格について考えました。

悔しいというよりは、正直虚しい降格劇だな、と。



J1定着することを前提とした中長期計画をチームとして04年に立てて

皆で苦しみながら2度の昇格を果たしたものの08年に引続き1年で降格。

まあ何度も降格するのは仕方ないけれど、8年をかけたその計画の成果は

ユースの充実やサポが中心となって作った一体感、といったものはあるものの、

肝心なトップチーム・HFCには一貫性を持った成長は結局のところ見られなかった。

それが我々が感じている虚しさなんだと思ってる。



まずピッチ上のことを言えば、どういうサッカーを目指すのか、というベースは

監督が変わる毎に変わり、何一つ残らなかった。



次に観客動員は1試合辺りの平均観客動員数でみるとJ2降格した03年以降

07年の12,112、05年の11,133、J1での08年14,547を除けば、

毎年1万数百人で前後するのみで大きく増えもせず減りもせず。



その上選手人件費はJ1の年に若干増えるものの、基本的には毎年厳しい話ばかり。

その上この間減資を一回、サポーターの善意に寄りかかった増資が2回もあり

何とか債務超過を免れているが、バランスシートに改善の兆しは見られない。



更に言えば、親会社が無い地方クラブで主力スポンサーの銘柄がこれだけ変わらない

チームも珍しい。勿論今のスポンサー様は大変ありがたい存在。

だが別の見方をすると、新しいスポンサーを開拓する努力を怠ってるとも。

ここには道内経済界のしがらみ等が存在するのも事実。

でも劇的に動員が増える様な方策も無い現状、新たなスポンサー獲得でもない限り

札幌のチーム財政は変化のしようが無い。



などと考えていると。

もういっそのこと、事業再生を狙った投資家にでも売却したらどうか、と。

今のチームの持つ資源を最大限に活かし事業を再生し、

企業価値を上げ、キャピタルゲインを狙って一定の時期までにに転売をして

儲けて貰うのだ。

幸いにも我々にはユースという優良資産があるわけだし

北海道・札幌というネームブランドは道外では十分魅力あり、

活用方法は色々あると思う。

スポーツビジネスでのその様な実績は国内では多分まだ無いと思うが、

彼等の様なノウハウを持って固定概念を捨て、ビジネスありきで

色んな取組をすれば、十分やってみる可能性はあると思うのだが・・・



・・・ただその結果に我々が望む未来になる保障はどこにもないけどね。



私は前からこのブログで書いてる通り、そもそもサッカークラブは

ビジネスの視点を優先させるべきだ、と思ってる。



試合に勝つ為に努力するのは選手やチームが得るお金の為。

観て楽しいサッカーも、ファンサービスも、地域貢献も

最終的には自分達のビジネスに完結する。

ビジネスが動いて初めてプロサッカーと言えるのであり

それが全てのエネルギーの元になるのだ。





だからこそ採算と効果、得られるリターンを考察して全てのことに取組むのだ。

不確定要素の多いスポーツビジネスでは失敗も多いかもしれないが

そこをしっかりやらないと、後で検証出来ず同じ失敗を繰り返す。

それこそがコンサドーレが繰り返してきた歴史だと思う。



札幌は人口規模で言えば残念ながらJの中でビッグクラブの部類なのだ。

地域経済格差はあるけれど、本来この程度の予算規模でやっていて良い訳が無い、

と思ってる。

金の話になると何かと某野球球団のことを言い訳に使う風潮があるが、

アチラがあれだけ出来るのだからウチも出来る筈、と考えたい。

事実彼らは会社がしっかりそこをやってるから、予算規模の割に常に優勝を狙える

チームが作れるのだ。



6日のサポーターミーティングがあることもあり

監督問題に関わるチームのビジョンについて早ければ明日には結論が出るようだ。

以前より準備していたのであれば別にそれで良いのだが

そんなに簡単な答えを用意することが果たして我々にとって

良い結果となる様な気はしない。

付け焼刃のビジョンを見せられても、結局同じことを繰り返すだけだ。



さあ果たして。。。

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