曳地に尽きる

2013年05月04日 23:17

2013 J2リーグ戦 第12節
札幌 0 - 1 京都 札幌ドーム/11,981人
得点 札幌;
   京都;66' 安藤



まあなんといってもこの試合は曳地に尽きた。




去年辺りから「曳地がいつ試合に出れるのか」ということが

自分の中で秘かに楽しみにしていたことの一つだった。

それが証拠にここ2年はシーズン前の戦力予想のエントリでは

期待の選手にGKでは必ず曳地を挙げてきた。

GKという経験値が必要で且つなかなか出場機会の得にくいポジションで

彼の5年という下積み期間は決して長い方では無い。

現に前節まで先発を張っていた杉山は鹿島時代は9年間のプロ生活で

出場したのはたったの1試合。

但し、彼よりも若くJデビューしている若手GKは権田を筆頭に数多くいる訳で

ここまでリーグで出場出来てないことは単に彼の実力不足に至るものだと

思っていた。



そこで訪れたこの数少ないチャンス。

練見に行くことも無いので彼のプレーはユース時代に見て以来であり、

高校生としては大柄だが線の細い印象がずっと残っていた。



GKアップに出てきた姿を見て驚いた。

背中がデカい。なんだか体が分厚くなっている。



いや、サブメンバー入りした試合も何試合か見ているから実際には

ピッチ練習で彼の姿は何度も見ている筈なのだが、とにかくデカく見えた。

そしてなんとなく個人的には「ナヨっとしている」イメージがあったので

緊張もあったのだろうが、その引き締まった顔に「大人になったなぁ」

と何だか感慨深くなってしまった。



試合が始まり、最初のキックはピッチを割ってしまった。

が、その後に一つセーブをしてゴール裏からの万雷の拍手を受けた後は

持ち味のキックは抜群に安定していたし、声も出ていたしDFラインとの連携も

まずまず。飛び出しや自重する判断も問題なく冷静にプレー出来ていた。

その都度、スタジアムからは安堵と称賛の拍手が起きた。

その度に何故かちょっとだけ目頭が熱くなった。




特別に曳地は思い入れのある選手、という訳でもないのだが

やっぱりこういう試合には気持ちが入る。

実は「曳地先発」のニュースを前日に観て、その時点で

いつものSBではなくゴール裏に行こう、と決めていました。

こういう試合はいつも以上に盛り上げたい、と思ったから。



久々だったので声も枯れて足も棒の様に疲れ、自分の年を感じた。

それに試合結果は残念で悔しかったけど、曳地のリーグデビューが見れて

良かった、と心から思えた。



プレーで関心したのは、得意のキックで特徴を見せる工夫がみれたこと。

前半は特に目の前からのキックで良く見えたのだが、キックの種類を

幾つか使い分けていること、又状況を判断ししっかりとターゲットとなる選手への

正確なキックを見せていた事。

基本1トップの前俊へ蹴りだしていたが、時に身長のある荒野や上原が

右サイド高い位置に張った際にはピンポイントで何度も正確なゴールキックを

送っていた。

このチャンスを活かしてやろうという彼の意気込みが伝わってきました。

前節キックでミスったGKとの交代ということも意識したのかもw


自分より若い選手が次々とデビューしていく中で、悔しい思いもあったろう。

でも彼がしっかりとこの日の為に準備してきたことが良く分りました。

長くチームを観るということは、こういう楽しみを見出すことが出来るという

ことだなぁ。











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