真の一流選手の言葉

2014年05月27日 22:13

週末のコンサ久々の勝利の前後に観た2試合の件。

まず日曜早朝のCL決勝について。
マドリーダービーはレアルが延長の末アトレティコを4-1で
下し12年ぶり10回目の欧州制覇。12年ぶりってのが意外過ぎて
驚いた。イエロにサルガドにマケレレにロベカルにフィーゴに
ジダンにラウルにモリエンテス、あの銀河系のレアル時代。
因みにその決勝、カシージャスは控えだったのもこれまた意外。

正直アトレティコに勝って欲しかった。まあレアル嫌いではあるけど
レアルが持ち味の高速カウンターでグイグイやって、アトレティコ
の固い守備を崩すとしたらそれも面白いな、とさえ思ってたのに
ロナウドもベイルも90分間はほぼ消えててがっかり。それだけ
アトレティコの守備戦術とハイプレスが効いてたってことだけれど。

守備的って言うと「つまらない」と思う人がいるかもしれないが、
アトレティコのサッカーは面白い。言うなればハイテンション時の
ビルバオ、W杯時のトルコみたいなのをシーズン通して、しかも
リーガを制覇した上でCLも決勝までこのスタイルで戦ったのだから
ふざけたロスタイム5分の中で追いつかれた時点で、延長に入れば
完全に足が止まるのは当然であり、延長での3失点も仕方ないこと。

レアルの延長での3点目は正直不快だった。
ロナウドへのPKも正当なもの。でも勝敗は決しているのにも関わらず
ゴールパフォーマンスでシャツを脱いで大騒ぎ。敬意のかけらも無い。
この後ヴァランがシメオネ目掛けボールを蹴りこみシメオネが激怒。
ダービー故なのかもしれないが、決勝の舞台に相応しくない。

一方負けたシメオネ監督は試合では激しかったがいつもながら
コメントが素晴らしく、あらゆる人への敬意に溢れていた。

「この試合は涙を流すに値しない。全てを出し切った時、
何も言うことはない。選手たちやファンをとても誇りに思っている。
自分の目標に達することができなかったことに対するビターな気持ち
が残っている」

「レフェリーは望むとき、試合は終わる。私が言うことはない」

「ヴァランはこれを経験にしてくれるといいね。ここから学べばいい。
彼は素晴らしい将来が待っている偉大な選手だ」


監督歴は短くとも、もはや彼は真の一流監督と言ってよいでしょう。
まあ彼も現役時代は色々あった選手だから、ロナウドやヴァランも
変わってくのかなぁ。


そして夜からもう一試合、なでしこアジアカップ初優勝。
海外組6名がおらず、大儀見も準決勝以降不在の中、激戦となった
中国戦を制しこの決勝もオーストラリアを見事に破った。
若い選手、川村や有吉は完全に軸となったし、高瀬はワントップ
として十分な働きだった。連戦の中ターンオーバーでもう一世代下の
猶本らもしっかり仕事をした。
なんていうか、決勝での菅澤とか吉良にしても試合に出れば全員が
ちゃんと求められた仕事をやってくれる印象が今のなでしこには
あるのも素晴らしい。

中国戦の試合後の川澄のインタビューが非常に印象的で。
120分フル出場したことを聞かれ、普通は「苦しかったけれど
皆さんの声援で頑張れました!」とか言いそうな所なのですが、

「楽しかったです」

と、彼女はサラっと答えたのでした。
厳しい連戦の中にあっても、確かに彼女だけは終盤でも運動量が
全く落ちず、正しい姿勢で走りドリブルを仕掛けていたのにも
驚いたけれど、延長30分のほぼラストプレーで追いつく様な
苦しい試合を終えてこうも爽やかに言えるというのが、
あのW杯優勝から3年、上を目指して努力を続けてきた結果
選手としても人間としても物凄く大きくなったなぁ、と改めて
感じました。そして何より純粋にサッカーが好きなんだな、と。

なでしこのメンバーは彼女以外にも澤や宮間、大儀見や岩清水ら
皆公の場で発するコメントがいつも素晴らしく、こういう点でも
誇らしい日本の代表だな、といつも思います。
男子代表もしかり、真の一流選手からは素晴らしい話が聞けますね。

札幌にも真の一流選手がもうすぐ来ます。
彼からも色々な話を聞きたいなあ。
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