「ドーハの悲劇」のお陰です

2016年01月27日 21:09

昨日のU23アジア選手権準決勝、日本がイラクを破り
リオ五輪の出場権を見事獲得。久々に手に汗握り、
興奮とジリジリした気持ちが交錯する、そんな試合でした。

「史上最弱」「谷間の世代」とか言われ、元名選手からは
「こんなサッカー観ててもつまらん」等と揶揄されたり。
「歴代でJ2在籍の選手が多い」等と的外れな批判もあった。
ただ事実としてこの世代はアジアの大会で勝てず、結果長らく
U20W杯にも出られない等、確かに国際経験も乏しかった。

だからこそ今回その舞台を掴んで欲しい、と願うならまだしも、
「どうせ本大会に出ても勝てないだろ」とか否定的な見方をする
人達が結構いて。絶対見返してやれ!と思ってました。選手達も
その悔しさが力になったのか、凄くチームに一体感がありました。

あと、このサッカーで本大会通用するの?って意見もありますが、
今大会の失点数や全て先制しての勝利、耐えどころをしっかり
耐えて勝負を決めるといった戦い方という意味では短期間で
大きく成長したと思う。過去この世代は「戦い方」の拙さで
勝てなかった要因もあった訳で、そういう意味で彼らが今後
A代表を目指す上でも良い成長を遂げた、と言っても良い。

まあ本田や長友の世代もU23の時は同じ様な言われ方をして
たんだし、この先は彼らの今後の頑張り次第。
連続出場のプレッシャーの中、しっかりオリンピックの切符を
勝ち取ったことを素直にたたえるべきだと思う。

びっくり先発の奈良は過去2戦に比べれば落ち着いてたね。
しっかり狙ってオフサイドを取れてたのは良かった。
さあ、次は荒野・クッシー・ゴメス・深井さんの出番だ!

さて。
試合後に知ったのだが、彼らの多くは「ドーハの悲劇」の年に
生まれた世代だったこと。今回の開催地はそのドーハで。
ちょっとした因縁だったのかもしれない。

私はあの試合が無ければ、今サッカーをこれだけ好きには
なっていなかった、と思う。
野球少年で10数年生きてきた当時の私は、実はチャラチャラ
したJリーガー達が大っ嫌いだった。プロ野球こそが全てであり
Jリーグの勢いへの危機感?いや、学生の時に坊主でモテない
野球部員で、爽やかでモテるサッカー部へのコンプレックスも
あったと思うw

で、あのアジア最終予選は「負けちまえー」と念を送る為に
予選の試合をずっと観てた。ホント性格悪いガキでしたw
W杯出場を逃して欲しい、そしてJのブームが去って欲しい。
そう願っていた筈なのに、あの瞬間が来て。

「何だかすごいものを観てしまった」
と、逆にゾクゾクしたのを今でも良く覚えている。
こんな凄いドラマを魅せてくれるスポーツがあったんだ、と。
そしてサッカーにはまだ見ぬ「世界への扉」があるのか、と。

以後、私はずっと、途切れる事無くサッカーを観続けています。
あの試合のお陰で、数えきれない程の嬉しいことと悔しいことを
経験させて貰っています。
昨日の試合も、そんな試合の一つでした。

そして今の日本サッカーの発展も、あの試合の悔しさが
あったからこそだと思ってます。

全ては「ドーハの悲劇」のお陰です。
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