タイムスリップ

2016年09月14日 21:19

全く私的で感情的ことではありますが、このブログはあくまで
日記なので、自分的に絶対記録しておきたいと思い書きました。

先週金曜夕方から日曜迄東京に一人私用で帰っていました。

理由は小学校のクラス会が企画され、それに参加する為でした。
小学校の友人とは実に約30年振り。中学・高校が一緒のメンバー
も何人かいたので、厳密に違うのでしょうが大よそその通り。

ただ最初聞いた時正直言えば全く行くつもりはありませんでした。

私は実に薄情なヤツで、今の人間関係が最優先。優先順位として
今>少し前>前>だいぶ前なので、今を優先して行く内に過去を
ないがしろにしていく傾向があり、小学校から高校までずっと
一緒だった友人も数人いましたが、当時は全て部活優先にしていた
ので、凄く関係性を薄くしていた様に思います。

それって皆一緒じゃね?と思うかもしれませんが、自分は結構
極端に振れている方だと思ってます。但し大学時代の友達は別。
それは社会人以後に真の友達関係って築けた試しが無く、今の
自分にとって友人関係で最新なのは未だ大学時代の友人だから。

まあ高校・中学等に比べると付き合い方も深いし、思い入れも
強い。その友人達は誰一人北海道にいないこともあり、人の親
として少し生活が落ち着いてからFacebookを始めて、最近は
近況報告したり連絡を取る様になった。

そう考えると、小学生って当時の付き合いも浅く遠い昔で思い出
もほぼ記憶無い。当時のことで良く覚えているのはクラスで野球
チームあったことと、担任の先生が良く生徒を殴るのに何故か
凄く人望があったことくらい。

春に高校の友人からFacebookで連絡あり、「○○が小学校の
クラス一緒だったって言ってるんだけど、知ってる?」と連絡
あり、繋げて貰ったところ「担任の先生が余命短いから、早く
皆集めてクラス会やりたい」とのことだった。

電話で話して多少盛り上がったし、先生の事情も正直気がかり
ではあったけれど、本気で行くつもりはあんまり無かった。
6月末に次女の病気が発覚してから、それどころじゃなかった
ので。8月末に次女の予後が前向きと判明し、ちょっと考えた。

あーこれ多分皆に会える最後のチャンスだわ、と感じ始めた。
40半ばになりつつあり、今回逃しても東京にいればまだ会う事
も出来るだろうが、自分は北海道にいる。仮に数年後、また
更に数十年会ってない友達に会いに行くエネルギーは到底残って
いないだろうし、更に記憶が薄れてしまいもっと会い辛いだろう。

その上で飛行機代掛けてまで会いに行って何が得られるんだろう?
とか考えたりする自分の嫌な面も出たりしたが、最後は漠然と
「何か分からんけど会っときたいな」の感情が勝った。

行ってみて結論としては
「何か分からんけど会ってほんと良かった」だった。

実家から会場に向かったのだが、出発が迫るにつれこの数年体験
してない緊張感に襲われた。正直少しだけ吐き気をもよおした。
理由は分からないが多分「こっちは切り捨てて来て、今更何も
思い出すら残って無いのに何を話せば良いんだろう」って思い
だったのかも知れない。

会場に入ってびっくりしたのだが、皆顔が変わってなかった。
あらかじめ卒業アルバムで予習していったのだが、正直覚えてない
ヤツもいたし、仲良かった筈なのに具体的なエピソードが出てこな
かったりもした。それなのに「あの頃と同じ顔だ!」と感じた。
厳密には変わってるのだろうが、それでまず少し安心した。
そう感じたことで、何か頭の奥底の記憶がカタカタと動き出した
様な感覚があった。

確かに最初の1時間位は何を話せば、と凄く緊張した。それでも
酒の力もあり、2次会に移動したころにはそれが全く無くなって
いた。人間の脳は面白いもんで、相手のエピソードを聞くことで
自分の頭の一番奥の引出しから、ちゃんとそれに沿ったエピソード
を手繰り寄せてくるのだ。気が付いたら色んな思い出をこちらから
も話して、「そんなことあったよな!」と相手にも言わせていた。
自分で話しながら自分に驚いてたのでフワフワしてたけれど。

それぞれの今の家庭・家族や仕事・境遇の話は殆どしなかった。
皆、昔の話がしたいんだ、と場の雰囲気が物語っていた。
ただ話さずとも、皆の顔や話しぶりでこれまでの人生それぞれ
頑張ってきて今日ここに来ているんだな、というのも良く分かった。

30年もの大きな時空間を、ものの2-3時間で縮めるタイムスリップ
をあの名も知らない居酒屋の一部屋で成し遂げていた。
正直後半はもう酔っぱらって何話したのか覚えてないけど、もはや
時空間は縮まってしまったので関係ない。今やあの頃と今は繋がって
いる。諦めていた遥か昔の思い出と友人を取り戻したこの数時間は
自分にとって奇跡とも思えた。
ただ今回唯一残念だったのは、きっかけとなった担任の先生が
既に亡くなってしまったこと。

余談ですが、一番仲の良い(と自分では記憶にあった)1人が、今
結構過激なパンクバンドのボーカルをやっていると聞き、これまた
ビックリしたw
あと初恋の子と、中学も一緒で高校位まで引きずって告白した子とは
やっぱりあんま話せなかったなぁw
当時もそうだったけど、その辺は全く成長無いってことで。

そのパンクバンドやってるヤツが帰りのTwitterで「クラス会は偉大だ」
って呟いてて、ほんとその通りだと思った。
ここ数年の中で一番刺激的な一日でした。
こう感じるのはやっぱり歳を取った、ってことなんだろうとは思う。
でもそうであるなら「歳を取ることも悪くないな」とも思えた。
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